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知ってたら凄い!【蘭】この漢字、「らん」以外の読み方分かりますか?

  • 2021.10.2

今回の難読漢字は、「蘭」という漢字です。 「らん」以外に、もうひとつ読み方があるのですがご存じでしょうか。 その読み方は何なのか、さっそく探っていきますね。

(1)「蘭」の読み方

「らん」とも読む「蘭」ですが、それでは難読漢字とはいえません。 植物が大好き、もしくは勉強している方であれば読める漢字です。 漢字からは想像しにくいのですが、「あららぎ」と読みます。 なんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか。 たとえ知っていたとしても、蘭=あららぎとはなりにくいもの。 これで結びついたのではないでしょうか。 (『広辞苑』より)

(2)「蘭」とはどんな植物?

「蘭」とは、どのような植物をさすのでしょうか。 「蘭」は、ノビルの古名やイチイの異称をさします。 ノビルとは、ユリ科ネギ属の多年草のこと。 山や野原に自生し、球状の芽をつけ紫色を帯びた白色の花を咲かす植物です。 ニラのようなニオイを放ちます。 漢字では「野蒜」と書き、蒜はにんにくの古名です。 葉や鱗茎は食用に、根や茎はすりつぶして外傷や打ち身の薬として使われます。 イチイとは、イチイ科の常緑高木のこと。 自生は限られた地域になり、北部の深山で自生する植物になります。 赤橙色になると食べることができる、甘い果実のなる木です。 笏の材料として使われることから、一位の位にちなんで「イチイ」となりました。 同じ蘭であっても、華やかなイメージがある蘭(らん)と地味な蘭(あららぎ)に。 「蘭」に対するイメージが変わってきたことでしょう。 (『広辞苑』より)

(3)なぜ「あららぎ」を「蘭」にしたのか?

ひとつの漢字で異なる植物をさす「蘭」。 しかし、ここでなぜ「蘭」は「あららぎ」とも「らん」ともなったのか気になるでしょう。 漢字は、すべて中国から伝わっています。 伝わった当時は今のようにハイテク機械もないため、正確には伝わりません。 文献や絵などを参考にしたものの、どこかで勘違いが起こり、「らん」と「あららぎ」になったのでしょう。 こういう事例は多く存在し、中国と日本では意味が違うものになります。 (『広辞苑』より) キレイな花を咲かすラン以外にも読み方があった「蘭」。 同じ漢字ではあるものの、読み方が違うという漢字も多く存在します。 他にもいろいろと探してみると、おもしろいですよ。 (恋愛jp編集部)

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