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夫62歳、妻56歳、子どものいない夫婦の老活。入棺体験WSに散骨体験クルーズも?!

  • 2021.10.2
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『不妊治療、やめました。~ふたり暮らしを決めた日~』で夫婦の絆を、『親の介護、はじまりました。』『親の介護、10年め日記。』で家族のあり方を描き、ベストセラーを生み出してきた堀田あきお&かよ夫妻の新しいストーリーが9月10日に発売された。『おふたりさま夫婦、老活はじめました。~どうなる!? 私たちの老後~』(ぶんか社)である。

月刊コミック誌「本当にあった笑える話」に堀田夫妻が連載している「上を向いて歩いてきたから」から、「老活」「終活」をテーマにした話が1冊にまとまったものだ。

親の介護をしているうちに「子どもがいない自分たちには、年をとって動けなくなった時、世話をしてくれる人がいない」ことに気づいた堀田夫妻。

将来どちらかが動けなくなった時には、もう1人が介護をするのだろうか。もし、お互いに介護が必要な状態になったらどうしたらいいのだろうか。

さらに、どちらかが亡くなったら、残された方は孤独に死んでゆくしか道がないのだろうか。まだ体が元気なうちに準備できることとは、一体なんだろう。

調べてみると、「いい死」を迎えるためには、エンディングノート、遺言書、生命保険の見直し、健康状態の見直し、墓はどうするか、葬式は?など、さまざまなトピックが出てくる。

堀田夫妻は入棺体験ワークショップに参加してみた。

他にも、お墓を持たない選択も視野に入れて「海洋散骨の体験クルーズ」にも参加。急に死を近くに感じてしまう。粉になって海にまかれる自分の骨を想像すると、複雑な気持ちに...。

老人ホーム、夫婦で入居すると加算される?!

老人ホームも見学してみる。ただでさえ金額が高いうえに、夫婦で入居すると加算もある。月々にかかる費用も驚くほど高かった。

子どものいない夫婦や独り身の人に限った話ではない。誰もが「いい死」を迎えるためには何が必要なのだろうか。「老活」「終活」をテーマにしたコミックエッセイには、笑いと切なさが詰まっている。人生を見つめ直すいいきっかけになる1冊だ。

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