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【京都】新選組ゆかりの地をめぐる!幕末ファン必見

  • 2021.10.1

幕末最強の剣客集団として、京都の治安維持を担った新選組。近藤勇や土方歳三をはじめ、小説やドラマでもお馴染みの人物たちが躍動した京都には、ゆかりのスポットが今も残ります。歴史好きならずとも一度は訪れてみたい新選組の聖地をご案内します!

新選組が結成された場所「八木邸」

母屋と長屋門は往時のまま残る。写真は母屋の奥の間
母屋と長屋門は往時のまま残る。写真は母屋の奥の間
内部抗争で芹沢鴨が暗殺された際に付いたという鴨居の刀傷
内部抗争で芹沢鴨が暗殺された際に付いたという鴨居の刀傷
新選組が結成された場所

近藤勇と芹沢鴨らが、この屋敷を宿所として新選組を結成し、隊士たちは足かけ3年ここで暮らしました。建物は当時のままといわれ、ガイドの案内で内部も見学可能です。見学後には八木家が現在営んでいる「京都鶴屋」の名物・壬生菜入りの屯所餅と抹茶をいただけます。

■八木邸(やぎてい)
TEL:075-841-0751
住所:京都市中京区壬生梛ノ宮町24
営業時間:9~17時(受付は~16時30分)
定休日:不定休
料金:見学1100円(ガイド説明、抹茶・屯所餅付き)

幕末には兵法調練場になった「壬生寺」

坊城通に面する表門
坊城通に面する表門
壬生塚。芹沢鴨の墓もここにある
壬生塚。芹沢鴨の墓もここにある
約700年前から壬生寺に伝わる壬生狂言。隊士も大いに楽しんだと伝わる
約700年前から壬生寺に伝わる壬生狂言。隊士も大いに楽しんだと伝わる
幕末には新選組の兵法調練場に

正暦2年(991)創建、律宗の大本山で、延命地蔵菩薩を本尊とし、厄除け開運の信仰を集めています。幕末には壬生屯所が隣にあったため、隊士が境内を兵法訓練場に活用。沖田総司が近所の子を集めてよく遊んでいたとの逸話も残ります。境内の壬生塚には近藤勇の胸像、隊士の墓があります。

■壬生寺(みぶでら)
TEL:075-841-3381
住所:京都市中京区壬生梛ノ宮町31
営業時間:8時30分~16時30分
定休日:無休
料金:境内自由(壬生塚・壬生寺歴史資料館見学200円)

新選組も出入りした「角屋もてなしの文化美術館」

襖絵が見事な「松の間」
襖絵が見事な「松の間」
臥龍松の庭
臥龍松の庭
建物は国重要文化財
建物は国重要文化財
新選組も出入りした島原に残る最古の揚屋建築

島原は江戸時代に公許の花街として栄えた場所です。角屋は現在の料亭にあたる「揚屋」で、壬生屯所から近いこともあり、近藤や土方ほか隊士も訪れては宴を催しました。現在は「もてなしの美術館」として公開されており、細部まで意匠をこらした建物は見ごたえがあります。

■角屋もてなしの文化美術館(すみやもてなしのぶんかびじゅつかん)
TEL:075-351-0024(角屋保存会)
住所:京都市下京区西新屋敷揚屋町32
営業時間:10~16時
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、7月19日~9月14日、12月16日~3月14日
料金:入館1000円(2階見学は別途800円)

三番目の屯所跡「不動堂村屯所跡」

ホテル前の碑には近藤勇が詠んだ歌も刻まれている
ホテル前の碑には近藤勇が詠んだ歌も刻まれている
大名屋敷並みだったという新選組の3番目の屯所跡

新選組は手狭になった壬生から西本願寺へ屯所を移転しましたが、寺にとっては迷惑な存在だったため、不動堂村に屯所を新築し、出て行ってもらいました。正確な場所は諸説ありますが、リーガロイヤルホテル京都前に大きな碑が建てられています。

■不動堂村屯所跡(ふどうどうむらとんしょあと)
TEL:なし
住所:京都市下京区松明町
営業時間・定休日・料金:見学自由

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●この記事は『地図で楽しむ! 京都の歴史さんぽ』に掲載した記事をもとに作成しています。

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