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森崎ウィン“製作”サイドへの興味「そのとき、自分も出たいんですよね、主演以外で」

  • 2021.10.2
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森崎ウィンさん
森崎ウィンさん

映画「僕と彼女とラリーと」で主演を務める俳優の森崎ウィンさん。同作は、上京し、役者を目指す大河(森崎さん)は幼なじみの美帆(深川麻衣さん)から、父の登志雄(西村まさ彦さん)が急死したとの知らせが届き、帰郷します。父が経営していた会社がつぶれることで、従業員たちが路頭に迷うことを知った大河は会社の再起をかけて、ラリー大会に出場する…ラリーへの挑戦を通して再生していく姿を描いたヒューマンドラマです。

オトナンサー編集部では、森崎さんにインタビューを実施。「家族」やオーディションなどについて聞きました。

今年は自分の家族と向き合う年

Q.台本を読まれていかがでしたか。

森崎さん(以下敬称略)「題名にラリーが入っていたので、もっとラリーのシーンが入っているのかなと思っていましたが、ヒューマンドラマだと感じました。同時に家族の話なので、実の家族との関係性をほんのりリンクさせている自分がいて面白かったです」

Q.ご家族について教えてください。

森崎「31歳になって自立して、家族から離れて、こういう状況なので簡単には会えません。両親の過去を知ろうと思ったきっかけでもあるのかなと思いました。家族の過去は、知ろうと思わないと知る機会はありません。今年は自分の家族と向き合う年なんだろうなと思いました」

Q.オーディションに行くシーンがありましたが、今もオーディションに行くことはあるのでしょうか。

森崎「劇中のような、受験の面接みたいなことはありませんでしたが、台本を渡されて覚えて、10分後に演じるというのはよくありました。審査員の冷たく感じる視線とか、いろいろ思い出しました(笑)見とけよと思いながら、なんでそのとき、そんなに敵対していたのか分かりませんが(笑)

今でもオーディションには行っています。オーディションがあるのはいいことだと思っていて、誰でもフェアに挑戦できます。役者として、もっと自分を磨かなきゃと思う瞬間でもあります」

Q.思い出に残っているオーディションはありますか。

森崎「事務所に入りたてのとき、CMのオーディションがあったんですよ。セリフはなかったんですが、母親の手術を待っている設定でした。待ちながら祈っているところを見たいと言われたので、そんな芝居をしていたら、『手が荒れてるね、ハンドクリームを塗った方がいいよ』と芝居とは関係ないことを言われ、そこかよと思いました(笑)」

Q.役作りにしたことを教えてください。

森崎「ラリーについて、勉強しました。大河は愛知出身ですが、標準語でいいと言われていたので、すごく作り込む必要はなく、塚本連平監督が僕に近い役にしてくれました。父親に怒るシーンがいまいち理解できなかったので、塚本監督に相談しましたし、現場で作りながら撮影していきました。他には手紙を書きました。大河として書こうと思っていましたが、森崎ウィンの手紙になっていましたね(笑)」

Q.最大の挑戦はどんなことでしたか。

森崎「全然違うキャラクターを演じるので、毎回、ゼロからスタートなんですよね。全てに関して挑戦といえば、逃げみたいな答え方になるかもしれませんが、そう感じています。台本は早めに頂きましたし、塚本監督ともお話しできたので、もっともっと、製作段階から関わる俳優でいたいという意味で夢がかないました。

監督と話させてくださいと言って、時間を作ってもらったのが僕の挑戦だったと思います。製作段階から入れたのはありがたいです」

Q.製作側にも興味はありますか。

森崎「あります。いずれ撮りたいと思っています。でも、何を撮って、何を残したいのかというのがまだないので、見つかったら撮りたいです。そのとき、自分も出たいんですよね、主演以外で。主演で出ると製作とどっちつかずになる気がします。企画を持ち込むところからしてみたいです」

映画「僕と彼女とラリーと」は10月1日から全国公開。

スタイリスト:森田晃嘉ヘアメーク:KEIKO(Sublimation)

オトナンサー編集部

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