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別居中に彼氏ができた。これって不倫?

  • 2021.9.29
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もし、夫との別居中に好きな人ができてしまった。そんなとき、あなたならどうしますか?

理性で考えたらまだ離婚前ですから、彼と付き合うのは不倫になってしまうので、やめよう、となるかと思います。ですが、夫婦関係は破綻していて、離婚秒読みなら、気持ちが抑えられないときもあるかもしれません。

M子さん(30代半ば)は、そんな抑えきれない気持ちを抱えた別居中の女性です。5年続いた結婚生活が破綻し、離婚を見据えた別居を始めて三ヶ月後に、気になる彼ができたのです。生真面目なM子さんは、「これって不倫になるの?」と心配になり弁護士に相談したとか。

今回は、別居中に好きな相手ができたM子さんの体験談をご紹介していきます。

外面のいい旦那。家では暴君だった

私が彼と離婚を考えるようになったのは、彼の言動に耐えきれなくなったからです。当時私は専業主婦で、彼は誰もが知る商社で働いていました。いい大学を出て、有名な商社に入って、ルックスも爽やかで人気者の彼は、友人たちにはとても評判が良かったんです。

でも、いいのは外面だけで、家庭の中では暴君でした。ちょっとしたことが気に入らないとすぐに不機嫌になって、机や椅子にあたったりしました。それに、私のことをバカ扱いしてきたんです。私たちは同じ大学で出会ったのですが、成績は私の方がよかったのに! と悔しい気持ちにもなりました。会社を辞めるんじゃなかった、とも思いましたが後の祭りでした。

でも、数年間はなんとか結婚生活を続けていました。結婚生活を続けられたのは、言葉の暴力こそあったものの、体の暴力はまったくなかったからです。親や親友に相談しても、「ちょっと口が悪いかもしれないけど、いい旦那さんじゃない。それくらい我慢したら」と言われることが多かったんです。

5年ほど彼の言葉の暴力に耐えていましたが、彼といるとストレスで吐き気を感じることも増えたので、思い切って別居を決めました。

バイト先で出会った頼れる彼。この気持ちは本気だけど、不倫になるの?

別居した当初は、自分がまた人を好きになれるとは思っていませんでした。夫にほんとにうんざりしていて、早く離婚したかったんです。でも、夫のモラハラともいえる言動を証明するのが難しくて、離婚の話し合いは長期化していました。

最初、夫から婚姻費用を受け取って生活していたのですが、離婚後の生活を考えたとき、自活しなければならないと思い始めました。そこで始めたのが、保育士のバイトです。資格はもっていませんでしたが、働きながら資格を目指せるというので、魅力的な仕事だと思い、始めました。

そこにひとり同年代の男性の保育士さんがいたんですが、彼は夫とは正反対のタイプでした。ガツガツしていなくて、優しくて、穏やか。私のことをバカにするなんてことは一切ない彼に、いつの間にか惹かれていったんです。

彼も、私のことが気になると言ってくれましたが、私は自分が既婚者で別居中であるということを彼に言えませんでした。彼と付き合いたい。でも、もし彼と付き合ってしまったら、不倫になってしまうのでは、そんな不安から、私は友人の弁護士に相談してみることにしました。

別居中でも不倫は不倫。でも関係が完全に破綻していたら…

友人いわく、「別居中でも不倫は不倫になる。でも、夫婦関係が完全に破綻していて、別居期間が長い場合は、不倫とはみなされず、慰謝料は発生しない可能性が高い」とのこと。

私のケースではどうか、と聞くと、「肉体関係がない限りは法的には不倫にならない。肉体関係をもったら微妙なところ。別居期間が長ければ夫婦関係が完全に破綻していると言い切れるけど、まだ別居を始めてまもないから、不倫だ!と夫から追求されたら法廷で争わなければならない可能性がある」と言われてしまいました。私としては、夫との関係は完全に終わっていると認識しているのですが、別居期間が短く、夫ともたまに連絡をとりあう仲であるため、彼との関係がバレたとき「不倫だ」と追求される可能性はあるというのです。

そこで私がとった選択は、「彼と付き合う。でも、彼に既婚者で別居中であることは伏せる」という選択肢でした。私の選択を不誠実だという人もいるでしょう。ですが、既婚者であることを明かして付き合う方が不誠実だと私は思います。なぜなら、既婚者であることを認識したうえで彼が私と付き合ったならば、彼に慰謝料支払いのリスクが発生するからです。

彼のためにも、既婚者であることは伏せた方がいい、と私は判断しました。

別居中に好きな人ができた。あなたならどうする?

M子さんは、既婚者だと伏せて彼と付き合うことを選びました。

よって、彼に慰謝料支払いのリスクは発生しない可能性が高いです。しかし、M子さんの不倫がバレたら、M子さんが夫から慰謝料請求されるリスクはあります。

また、実際に不倫がバレた場合には、今回の予測と異なる結果になる可能性もあります。

既婚であることを隠して交際する行為は、一般的に考えて最低ですし、様々なリスク(訴訟されるリスク、交際相手から失望されるリスク)がありますから、M子さんは非常に危険な橋を渡っていると言えるでしょう。

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