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【ありがとう! スタンフォード】俳優、ウィリー・ガーソンの愛にあふれた人生

  • 2021.9.29

日本でも人気を博したドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」(以下SATC)でスタンフォード・ブラッチ役を演じた俳優のウィリー・ガーソンが、57歳という若さでこの世を去ったという衝撃的なニュースから一週間。まだまだ悲しみは癒えませんが、ウィリーがいかに愛にあふれた人で、多くの人から愛されていたかをここに記したく、今週はウィリーへの愛の賛歌と題し、彼の人生を振り返ります。

13歳で役者になると決めていたウィリー・ガーソンの生い立ち

ウィリーは1964年、アメリカ・ニュージャージー州のハイランドパークで生まれました。幼い頃から役者への興味があったようで、13歳から俳優になると決意し、演技のレッスンをスタート。高校卒業後はウェズリアン大学に進学し、演劇の学士号を取得。その後、イェール・スクール・オブ・ドラマ(イェール大学の専門大学院)で美術修士号を取得。

25ans Wedding

1986年のデビュー当時はドラマへのゲスト出演が主でしたが、着実にキャリアを重ね、75本以上の映画、300話以上のドラマに出演。アメリカショービズ界において、なくてはならない名バイプレイヤーとなったのです。57歳という若さで亡くなりましたが、生涯現役の俳優として、ウィリーの代表作ともなった「SATC」の続編である「And Just Like That」の撮影にも参加していました。演じることへの愛の火を最後まで絶やさないその俳優魂に感服です。

ウィリーの名を一躍世に広めた二つのドラマ

俳優としてのウィリーの知名度をぐっと押し上げた作品といえば、'90年代後半から2000年代頭に放送され一世を風靡したドラマ「SATC」ではないでしょうか。主人公、キャリーのゲイの親友スタンフォード役を熱演し、ドラマシリーズの他、映画版にも出演しました。

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キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーとはプライベートでも親友だったようで、オフも一緒に出かけたり、電話やメールで連絡を取り合い、絆を深めていたそう。

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そしてもう一つは2009年から2014年に放送されていた「ホワイトカラー」。天才詐欺師である主人公、ニールの友人、モジー役を演じ話題となりました。どちらのドラマも放送終了してだいぶ時間が経ちますが、未だに動画のサブスクなどで繰り返し視聴される人気作品です。

プライベートではストレート!ウィリーの知られざる恋愛録

ドラマ「SATC」でのスタンフォード役があまりにハマりすぎ、プライベートな恋愛もドラマ同様なのかと思いきや、実はストレート! なウィリー。

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とはいえ、演技が恋人というタイプなのか、恋愛事情はあまりお盛んなタイプではなく、恋人も長らくいなかったそうです。でも、過去に結婚寸前までことが運んだ彼女の存在や、デートを楽しんでいることはオープンにしていました。結婚に関しても「しない人生もそれはそれであり。素敵な人と出会えたら人生一緒に過ごしてきたい」とウィリーらしい、優しく寛容な考え。気負わずにリラックスしながら自分の人生と向き合っていたのかなと、恋愛への姿勢からウィリーのしなやかな一面が垣間見えた気がします。

ドラマで共演も果たした!一人息子、ネイサンとの親子愛

ウィリーは生涯独身でしたが、2009年に一人の少年を養子として迎え、親となります。

それがネイサン・ガーソンです。ネイサンが7歳の時に二人は親子となり、それから家族としての愛情を育んできました。互いの存在に感謝し、強い絆で結ばれているのがウィリーとネイサンのSNS投稿を見ると分かります。ネイサンがまだ子供の頃、あまりにパパのことが好きすぎて、独り占めしたくて「絶対に結婚しちゃダメ!」と懇願してきたことがあったと、とあるインタビューで告白。ウィリーもその気持ちがうれしくて♡ と父としての愛を爆発させていたのが記憶に新しいです。ネイサンが成人してからも変わらず親子関係は良好で、互いのSNSに登場するのを見ていたので、ウィリーの訃報は本当に驚きました。

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でも、私たちの記憶の中には愛されキャラのスタンフォードとして刻まれてゆくでしょう。そして愛にあふれた名優、ウィリー・ガーソンは永遠です。

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