1. トップ
  2. ファッション
  3. 大人は読めて当然?!【緑青】一般常識漢字、これ何て読むか覚えてる?

大人は読めて当然?!【緑青】一般常識漢字、これ何て読むか覚えてる?

  • 2021.9.28

簡単な漢字こそ、簡単に読ませてはくれません。 今回ご紹介する「緑青」もそうですが、じつは習っていますよ。 じっくり思い出してみてくださいね。

(1)「緑青」の読み方

「緑」に「青」と小学生で習う漢字が並んだ「緑青」。 「りょくせい」と読みそうですが、その読み方は違います。 では、何と読むのでしょうか。 正解は「ろくしょう」と読みます。 そのままでは読まないので、読むときは注意が必要です。 (『広辞苑』より)

(2)「緑青」とは色のこと?

緑と青なので、緑と青の中間色のことをいうのでしょうか。 緑青は色のことをさしているわけではありません。 じつはサビ(錆)のことをさしているのです。 すべての錆ではなく、銅の表面に生じた緑色の錆のことを緑青と呼びます。 緑青となるのは、化学反応によって。 空気中の水分と二酸化炭素が作用することで、緑青が発生するのです。 この錆に関して、昔は有害とされていましたが、今では無害であります。 緑青は緑色顔料として使われている色です。 顔料で使う緑青は銅の錆ではなく、孔雀石とよばれるマラカイトから採取しています。 (『広辞苑』より)

(3)「緑青」はどこで利用されている?

緑青が利用されているところはどこなのでしょうか。 銅茅葺屋根や銅像、仏像は緑青の色合いを存分に出しているものです。 キレイな緑青色を出すことで、見た目をよくしています。 これ以外にも、ブロンズ像にも利用されています。 こちらは見せ方よりかは保護の観点です。 緑青は表面に膜をできるため、腐食から守ってくれるので、いつまでも原形を留められます。 水道管を銅管になっているところも同様。 浸食を防げるので、長く使用できます。 錆と聞くとあまりいいイメージではありませんが、これにいたってはプラスです。 (『広辞苑』より) 緑と青の組み合わせでろくしょうと読む「緑青」。 錆ではあるものの、エメラルドのような色の緑青は非常にキレイです。 そんな色に出会った際、パッと口から出るとより知的に見えますよ。 (恋愛jp編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる