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ほったらかしでお金が増えていく。令和版「3つのアクション」とは?

  • 2021.9.29
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人生100年時代、「長生きリスク」に備えておかねばならない。でも、「貯蓄は苦手」「忙しくてお金のことを考える時間がない」とついつい後回しに。「誰か代わりに貯めてくれないかな...。ついでに増やしてくれたりしないかなぁ...」などと都合の良いことを考えてしまう。

そんな人は、まずは「最初の一歩」を踏み出そう。その「一歩」さえ踏み出してしまえば、まさに「誰かが貯めてくれている」かのように、自動的に貯まる仕組みができ上がる。そう教えてくれるのが、人気のコラムニストでファイナンシャルプランナーの西山美紀さん。著書、『お金の増やし方』(主婦の友社)では、マネー初心者がまず取り掛かるべき3つのアクションを紹介している。

その「3つのアクション」がこちら。

・スマホや光熱費などの現状を見直して、安い会社やプランに乗り換える
・ふるさと納税、医療費控除などのお得な制度を、しっかりモレなく利用する
・積立投資やつみたてNISAなどのほったらかし投資にトライ

アクション1 お得なサービスへの乗り換え

普段利用している銀行、電気、通信、保険などのサービスを契約後に一度も見直ししていない方も多いのではないだろうか。

各社が競い合い、新サービスが続々登場する時代。お得なサービスに乗り換えることで出費を抑えられる。特に、銀行、スマホ、電気料金は新しいサービスが多い。最新サービスにアップデートすることで節約するお金が増えることになる。

たとえば、スマホ料金。月8000円以上払っている人も多いかもしれないが、乗り換えるだけで月3000円程度まで下げることも可能だ。月5000円浮けば、家族2人分なら月1万円、年間12万円お得に。スマホを乗り換えるための4つのステップは以下の通り。

1.店頭で自分の使い方に合った最安プランを教えてもらう
2.キャリアの乗り換えを検討する
3.会社を変える場合は、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)予約番号を取得
4.店舗またはネット上で乗り換える

アクション2 制度を理解してもれなく利用する

税金や年金、医療費控除などのお金の制度はややこしいイメージがあるが、押さえておくべきポイントを理解すれば、それほど難しくない。知らずに損をするともったいない。

本書では、保険の見直しや年金の仕組み、ふるさと納税などお金初心者がつい敬遠したくなる制度について、申請のステップを丁寧に説明している。すべてを理解する必要はないので、自分に必要なことにしぼって理解して上手に利用していきたい。

アクション3 初心者向けの少額投資に挑戦

投資はリスクの高いイメージがあるが、小さな金額で勉強しながら挑戦できる。特に「つみたてNISA」「iDeCo」は税金優遇があるのでオススメだ。少額からスタートできるうえ、税金面での負担が少ないのが初心者にはぴったりだ。

たとえば投資で20万円の利益が出た場合。通常なら20.315%の税金が引かれ、もらえるのは15万9370円。一方、NISAなら非課税なので、20万円まるごともらえる。4万円もおトクなのだ。

いきなり大きくお金を増やすことはできないが、5年・10年「ほったらかす」くらいの気持ちで構えているといつの間にか大きなお金になる可能性がある。

現在もらっている給与を増やすことはすぐには難しい。しかし、貯金や少額投資、お金に関する制度への理解を深めることは今すぐ始められる。リスクを抱えない範囲でチャレンジしてみてはいかがだろうか。

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