1. トップ
  2. おでかけ
  3. 3連休目前!暑いこの季節は、気になるカルチャースポット巡りで涼をとる。(Airi Nakano)

3連休目前!暑いこの季節は、気になるカルチャースポット巡りで涼をとる。(Airi Nakano)

  • 2015.7.17
  • 670 views

【さらに写真を見る】3連休目前!暑いこの季節は、気になるカルチャースポット巡りで涼をとる。(Airi Nakano)

エリック・サティ(作曲)、シャルル・マルタン(挿絵)『スポーツと気晴らし』より《カーニヴァル》1914-23年 紙、ポショワール フランス現代出版史資料館 Fonds Erik Satie - Archives de France / Archives IMEC

document.oncontextmenu = function(){return false;};明日からは待ちに待った3連休!とはいえ、うだるような暑さが続いている近頃では、外でアクティブに動く気力は湧かない予感...。そこで今回の私の週末は、気になるカルチャースポット巡りに徹底することになりそうです。

異端の作曲家、エリック・サティの人生とその華やかな交流関係を辿る。

まず、今週末必ず行きたいのは7月8日(水)から8月30日(日)まで渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される『エリック・サティとその時代展』。“異端の作曲家”と呼ばれる彼に、私が初めて興味を持ったのは、ルイ・マル監督のフランス映画『鬼火(La feu follet)』を観たときでした。アルコール依存症の男性が自殺に至るまでの48時間をモノクロームで淡々と、抑制的に描いたこの作品。その中で主人公の内面と呼応するかのように用いられていたエリック・サティの『グノシェンヌ』と『ジムノペティ』がとても印象的で、それ以降ずっと彼のことが気になってました。サティの作曲した音楽を楽しめるだけでなく、彼が生きた時代や、ピカソやジャン・コクトー、マン・レイなどの時代を築いた偉大な芸術家たちとの交流にも視点をあてているという、なんとも贅沢な今回のBunkamuraの展覧会は、彼を深く知る絶好の機会。見逃す手はありません!

エリック・サティとその時代展

開催日時/開催中~2015年8月30日(日)10:00~19:00、金・土は10:00~21:00 ※入館は閉館の30分前まで

無休

会場/Bunkamura ザ・ミュージアム 東京都渋谷区道玄坂2-24-1

料金/一般¥1,400、大学・高校生¥1,000、中学・小学生¥700

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_satie/index.html

問い合わせ先/tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)

ヌーヴェルバーグの名作を一挙上映!映画好きには堪らない企画展。

続いて気になるのも同じくBunkamuraで7月4日(土)〜7月31日(金)まで開催されているル・シネマ特集上映企画「ヌーヴェルバーグの恋人たち」。この企画展では、1950年代末にフランスで始まった、映画運動”ヌーヴェルバーグ(新しい波)”の貴重なフィルム上映を含む21作品が一挙上映されています。フランソワ・トリュフォーやルイ・マル、ヌーヴェルバーグの後継者であるレオス・カラックスなど、様々な監督の名作を堪能出来るこの企画は、映画ファンには堪らないはず。一日4〜5作品上映されているようなので、スケジュールをしっかり考えながら出来る限り色んな作品を見てみたいと目論見中です!今回のポスタービジュアルのメインでもあるジャンヌ・モローなど、美しきフレンチアイコンたちの姿をスクリーンで見られるというのもとても楽しみです。

Bunkamuraル・シネマ特集上映企画「ヌーヴェルヴァーグの恋人たち」

会期/開催中~2015年7月31日(金)

会場/Bunkamura ル・シネマ 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 6F

料金/¥1,300(税込) ※リピーター、学生は¥1,000(税込)

http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/15_newwaver/

問い合わせ先/03-3477-9264

日本映画の歴史を支えた映画人たちを、上映会で偲ぶ。

映画繋がりで同じく気になっているのが、以前VOGUEのウェブサイトでも紹介していた6月23日(火)から9月6日(日)まで、東京国立近代美術館フィルムセンターで開催されている企画上映「特集・逝ける映画人を偲んで2013-2014」。この2年で惜しまれながらこの世を去った、日本映画の歴史を築いた映画人たちを偲んで、それぞれの方々の代表的作品を上映するというこの企画展。三國連太郎や高倉健、菅原文太などをはじめとする60名以上の映画人の作品を観る事が出来ます。財布に優しい料金設定で、私が今まで観たことの無い作品も多く上映されるようなので、この機会に古き良き日本映画を沢山知れたらと思っています。

特集・逝ける映画人を偲んで 2013-2014 

会期/2015 年6月23日(火)~9月6日(日) 

休館日/月、8月10日(月)~17日(月) 

会場/東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール 東京都中央区京橋3-7-6

料金/一般 520円、高校・大学生・シニア(65 歳以上)310 円、小・中学生100円 

http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/yukeru2015-7_9/

問い合わせ先/03-5777-8600(ハローダイヤル) 

“画鬼”と称された天才絵師、暁斎の才能を味わう展覧会。

最後にもう一つ、是非足を運びたいと思っている展覧会がこちら。6月27日(土)から8月2日(日)までが前期、8月4日(火)から9月6日(日)までが後期と2期に分かれて三菱一号館美術館で行われている「画鬼・暁斎-KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」。展覧会の主役である河鍋暁斎は、幕末から明治にかけて活躍し、絶大な人気を博した絵師。恥ずかしながら私はあまり日本画に明るくないのですが、今回の展覧会のホームページで暁斎の力強く躍動感のある絵と、「狂ってたのは、俺か?時代か?」という印象的なキャッチコピーを見て、たちまち興味を引かれました。反骨精神を持ち、他の流派も貪欲に取り入れながら、圧倒的な存在感を放つ絵を残したという彼自身の生き様にも興味津々。展覧会に行ったらきっともっと好きになるのだろうな、という予感がしてます。

会期/前期 : 開催中〜8月2日(日)後期 : 8月4日(火)〜9月6日(日)※一部展示替えあり

開館時間/10:00〜18:00(金曜と展覧会会期最終週平日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで

休館日/月曜(但し、7月20日と8月31日は開館)

会場/三菱一号館美術館 東京都千代田区丸の内2-6-2

料金/一般 1,500円、高校・大学生 1,000円、小・中学生500円

http://mimt.jp/kyosai/

問い合わせ先/03-5777-8600(ハローダイヤル)

参照元:VOGUE JAPAN

の記事をもっとみる