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「最も利用されているQR決済」ランキング、3位楽天ペイ、2位d払い、1位は?

  • 2021.9.28

日本でもだいぶ普及してきたQRコード決済ですが、どのQRコード決済がよく使われているのでしょうか。MMD研究所が行った調査結果をもとに、2021年7月時点のQR決済ランキングトップ3をご紹介します。

■3位 楽天ペイ(14.8%)

3位はQRコード決済サービスの先駆者的存在の「楽天Pay」です。(MMD研究所調べ)

●楽天Payの概要

2016年10月よりサービスを開始した楽天Payは、楽天グループ<4755>が展開するQRコード決済サービスです。楽天市場などの利用者を中心にユーザー数を伸ばしてきました。

●楽天Payを使い始めた理由

楽天Payを使い始めた理由トップ3は以下の通りです。

1位 ポイントがたくさん貯まる 2位 ふだん使っているサービスとポイントが連動している 3位 キャンペーンを知って興味を持った 引用 MMD研究所

楽天Payユーザーは、「SPU(楽天のサービス同士で連動するとポイント率が高くなるプログラム)」や、ポイントの二重取り(楽天ポイント+加盟店ポイントなど)の恩恵が受けられます。

また、ポイントアップキャンペーンもよく開催されるため、楽天ポイントを貯めたい人から高い支持を集めているようです。

■2位 d払い(16.9%)

2位は「d払い」です。(MMD研究所調べ)

●d払いの概要

d払いは、NTTドコモが、2018年4月より提供を始めたQRコード決済サービスです。近年はユーザー数が大きく増えて楽天Payを上回っています。

●d払いを使い始めた理由トップ3

d払いを使い始めた理由トップ3は以下の通りです。

1位 ポイントがたくさん貯まる 2位 キャンペーンを知って興味を持った 3位 ふだん使っているサービスとポイントが連動している ※引用:MMD研究所

d払いの利用でたまるdポイントは、加盟店での利用や携帯など、ドコモが提供する他のサービスとの連動でさらにお得に貯められます。また、楽天Payと同様のポイント二重取りやポイントアップキャンペーンも、dポイントを貯めたい人には魅力的です。

■1位 PayPay(46.1%)

ダントツで1位となったのが「PayPay」です。(MMD研究所調べ)

●PayPayの概要

PayPayは2018年10月にスタートしたソフトバンクグループのQRコード決済サービス。全国の中小店舗を加盟店にするなどして、PayPay経済圏を急速に広げ、後発ながらユーザーシェア率1位を獲得しました。

●PayPayを使い始めた理由トップ3

ユーザーがPayPayを使い始めた理由の上位は以下の3つです。

1位 キャンペーンを知って興味を持った 2位 ポイントがたくさん貯まる 3位 会計がスピーディーに終わる 引用 MMD研究所

PayPayではポイント(PayPay残高)アップキャンペーンがよく開催されます。また、Tポイント加盟店で「Tポイント」と「PayPay残高」の二重取りができる点でもお得感が高くなっています。

また、会計のしやすさも特筆すべき点です。例えば、QRコード決済の金額入力画面はレジの人が数字を確認しやすい仕組みになっているなど、アプリがユーザーの使いやすさを重視する設計になっています。

■現在はPayPayが一人勝ちだが、加盟店手数料有料化でユーザー数に変化も?

以上で説明した通り、ユーザー数の多さにおいてはPayPayが一人勝ちの状態です。

しかし、PayPayでは2021年10月1日より手数料がゼロだった中小加盟店にも新たに手数料が発生するようになるため、早くも中小店舗を中心に加盟店脱退の動きが出ています。

その影響でPayPayが使えるお店が減るとユーザーも大きく減少する可能性があります。それによって今後QRコードのシェア率にも大きな動きが出てくるかもしれません。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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