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「蒙る」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.11.23
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「逃げる(にげる)」には「遁げる」、「壊す(こわす)」には「毀す」というように、私たちがよく使う言葉に、実は普段使っている表記とは異なるものが存在することはご存知でしょうか?

今回ご紹介する「蒙る」もその一つ。

この言葉、みなさん一度は耳にしたことがあるはずですよ。

さて、いったい何と読むのでしょうか?

「蒙る」の読み方!

「蒙」は「啓蒙(けいもう)」という言葉に使われますが、「もうる」とは読みません。

さっそく例文を元に「蒙る」の読み方を考えてみましょう!

「先日の強風で大きな損害を蒙った」

例文で考えると、全くわからない言葉でもある程度の想像がしやすいと思います。

私たちがよく使う表記としては「被る」が挙げられるでしょう。

これでもうわかりましたよね?

正解は「こうむる」でした!

「蒙る」の意味

「蒙」に「もう」以外の読み方があるなんて、ご存知なかった方も多いのではないでしょうか?

それでは、「蒙る(こうむる)」の意味を調べてみましょう。

「蒙る(こうむる)」の別表記である「被る(こうむる)」を辞書を引いてみると、下記のような記述がありました。

(自分の意思にかかわり無く)他から作用を受ける。「損害をー/御免ー[=a…する事を許していただく。b…することをお断りする]」表記「蒙る」とも書く。

出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.518

 

「自分の意思にかかわり無く」とあるように、面倒そうな事柄や不利益を「蒙り」そうな事柄を、回避するような場面で用いられる事が多いかもしれません。

例えば、下記のように用いられます。

「あなたの巻き添えになることだけは御免蒙る」

「蒙る」という表記と合わせて、意味もしっかり覚えていってくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「蒙る」は「こうむる」と読みます。

こちらの表記を使うことはあまりないかもしれませんが、知識としてぜひ覚えておいてくださいね。

ふとした場面で役に立つ、なんてことがあるかもしれませんよ!