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「苟且」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.24
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知っている言葉でも、漢字表記になるとたちまち読めなくなってしまう言葉があります。

今回はそのような漢字をご紹介します。

「苟且」という言葉です。

一体なんと読むのでしょうか?

「苟且」の読み方!

「苟且」を構成する「苟」という字は、「くさかんむり」に「俳句」の「句(く)」という字の組み合わせですが、なかなかすぐに読めるという方は少ないのではないでしょうか?

また、「且」という字は、「A且つ(かつ)B」というように読まれます。しかし残念ながら、今回はそのような読み方はしません。

例文を元に考えてみましょう!

「今は苟且の住まいだが、いずれ安定した大きな家を持ちたい」

例文から何となく意味を推測できた方も多いでしょうか?

それでは正解を発表します!

正解は「かりそめ」でした!

聞いたことのある言葉だけど意味までは詳しく知らない、という方も多いのではないでしょうか?

「苟且」の意味

さっそく「苟且(かりそめ)」を辞書で調べてみましょう!!

「苟且(かりそめ)」と同じ意味の「仮初め(かりそめ)」で辞書を引いてみると

(軽い気持ちで)その時ちょっと何かをすること。「ー[=一時のまにあわせ]の住まい/ーの[=はかない]命/ーの[=その場限りの]約束/ーにする[=いいかげんに扱う]」表記「苟且」とも書く。

出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.310

 

「苟且(かりそめ)の命」「苟且(かりそめ)の約束」という言葉を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?

様々なシーンで使える言葉なので、この機会にぜひ正しい使い方をマスターしたいですね!

ちなみに、「苟且」は「こうしょ」と読むことができ、「かりそめ」と同義となります。

まとめ

いかがでしたか?

「苟且」は「かりそめ」と読みます。

「苟且(かりそめ)」という言葉は、すごく抽象的な言葉で使いにくい単語ですが、使いこなせれば周りから一目置かれるかもしれませんね。

他にも日常生活で使えるような、難しい漢字がたくさんあります。気になった方は、他の漢字についても調べてみて下さいね。