1. トップ
  2. 「果せる」=「はたせる」?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

「果せる」=「はたせる」?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.10.28
undefined

簡単な字でも送り仮名によっては、読めなくなってしまう漢字があります。

今回はそのようなパターンの漢字をご紹介します。

「果せる」という字です。

いったいなんと読むのでしょうか?

「果せる」の読み方!

「果」という字は小学生の時に習う漢字で、「結果(けっか)」の「か」や「果物(くだもの)」の「くだ」と読まれる事が多い字です。

また「果たして(はたして)」という読み方もあり今回の「果せる」を「はたせる」と読んでしまう方も多いのではないでしょうか?

しかし残念ながら「果せる」=「はたせる」とは読みません。

全く読み方がわからない!という方も多いかと思いますので、ここで例文を元に考えてみましょう!

「まんまと逃げ果せる」

例文からなんとなくわかった、という方もいるのではないでしょうか?

それでは正解を発表します。

正解は「おおせる」でした!

「果せる」の意味

さっそく「果せる(おおせる)」を辞書で調べてみましょう!日常生活ではあまり使わない言葉かと思いますが、一体どんな意味なのでしょうか?

平仮名表記の「おおせる」で辞書を引いてみると…

目的通り、なしとげる。…し終える。「いつまでも隠しー[=きれる]ものではない。/書きー」表記「果せる・遂せる」などと書く。

出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.179

 

「果せる(おおせる)」には「成し遂げる」という意味があるのですね。

たしかに「果」という字は「果たす(はたす)」という読み方もあるので、納得のいく読み方ではないでしょうか?

また「果せる(おおせる)」の他にも「遂せる(おおせる)」という表記もできるようですね。

読み方や意味が同じでも様々な表記があるのが、漢字ならではの魅力や面白さですね!

まとめ

いかがでしたか?

「果せる」は「おおせる」と読みます。

実生活ではあまり使わない言葉かもしれませんが、「成し遂げる」の他に「果せる(おおせる)」という表現も知っていれば、周りと差がつくような気がしますね。

他にも漢字には様々な面白い読み方があります。

気になった方はぜひ調べてみてください!