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「噎せる」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.11.19
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今回、ご紹介する漢字は「噎せる」。

左側は小さな「口」、そして右側は「壺」…のように見えますが、ちょっと違っているみたい。「壱(いち)」の異体字である「壹」が使われています。

あまり目にすることがない「噎」ですが、送り仮名「せる」が付くと、どのような読み方をするんでしょうか?

「噎せる」の読み方!

それでは、早速「噎せる」の読み方を発表します。

送り仮名「せる」を見て、「うならせる」と読んでしまった方はいませんか?

でも残念! 「うならせる」は「唸らせる」と書きます。共通しているのは部首だけです。

近年キャンプブームが起こりましたが、その際に焚き火をしていると、「噎せて」しまう方もいます。

これでもうわかりましたよね?

正解は「むせる」でした!

「噎せる」の意味は?

「噎せる(むせる)」に漢字表記があるなんてびっくりしちゃいましたよね! 筆者も今回調べてみて、初めて存在を知りました。

ちなみに、「噎せる」の意味は下記の通りです。

①食物・けむり・香気(こうき)などのために息がつまりそうになって、せきこむ。「菊(きく)の香(か)にー・せる」②悲しみ・感動などで胸がいっぱいになる。

出典:山田俊雄・石綿敏雄編、角川最新国語辞典、角川書店(1993年12月10日29版)p.1030

 

焚き火の煙だけでなく、食物で息がつまりそうになる場合にも「噎せる」を使うことができます。

他にも、②にある通り、気持ちなどの内的要因でも「噎せる」を使うことはできますよ。映画や小説のクライマックスであまりに感動して「噎び泣く(むせびなく)」なんて表現もします。経験したことのある方も多いのではないでしょうか?

また、「噎せる」以外にも「咽せる」とも表記できます。

まとめ

いかがでしたか?

「噎せる」は「むせる」と読みます。

ぜひ、この機会に「噎せる」の読み方を覚えて、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!