今回ご紹介する漢字は「意う」。
「意識」や「極意」のように使うことの多い漢字ですが…。
普段はあまり見かけない読み方なので、少し難しいかもしれません!
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「意う」の読み方!
では、早速「意う」の読み方を発表します。
「いう」と読んだ方は、不正解!
ヒントは、何かを考えたり感じたりするときに使う言葉です。
「この考えでよいと意う」「自分もそう意う」のように使うことが多いでしょう。
「意う」はほかの漢字でも書き表すことができ、そちらは小学校低学年で習う誰でも知っている漢字です!
さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「おもう」でした!
「意う」の豆知識
では、「意う(おもう)」とはどういう意味なのでしょうか。
①自然に知覚する
②自分でそう判断する
③物事を心に描く。
④考えが巡る。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.258
普段よく使う「思う」と同じ意味です。
ところで「おもう」と読む漢字にはほかに「想う」「念う」「懐う」「憶う」もありますが、それぞれどう使い分けるのでしょうか。
特に、情感を込めて「おもう」場合には《想》を使うことが多い。
「おもい」が揺るぎない場合には《念》を書くこともできる。
しみじみと「おもう」場合には《懐》を使っても良い。
忘れないで「おもい出す」場合には《憶》を書くこともできる。
出典:円満字 二郎、漢字の使い分けときあかし辞典、研究社(2016年5月20日版)p.259
漢字を書き分けるだけでどのように「おもっている」のかを表現することができるのですね。
まとめ
いかがでしたか?
「意う」は「おもう」と読みます。
ほかにも「おもう」と読む漢字はたくさんあるので、伝えたいことに合わせて漢字を使い分けてみてくださいね!