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「現」は「げん」以外に何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.10.24
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突然ですが、皆さんは何か物事に没頭しすぎたり我を忘れてしまったりした経験はありますか?

そんなときにも使える表現に「現を抜かす」という言葉があります。

この「現」という字、皆さんは正しく読むことができますか?

 「現」の読み方とは?

「げん」や「あれ」とも読むことができるのですが、今回はまったく違った“三文字”で考えてみてください!

主に「現実」という意味合いで用いられる言葉ですよ。

「夢か現か幻か」という言葉で目にしたことがある方も多いかもしれません…!

皆さんなんとなくわかりましたか?

正解は「うつつ」でした!

「現」はどんな意味?

「現(うつつ)」を調べてみましょう!意味は下記の通りでした。

1 この世に現に存在しているもの。現実。夢・虚構などに対していう。
2 意識の正常な状態。正気。
3 夢とも現実ともはっきりしない状態。夢見心地。夢心地。
4 現実に生きている状態。現存。死に対していう。

出典:松村明監修、池上秋彦・金田弘ら編集『デジタル大辞泉』(第二版)、小学館(2012年11月2日発行)

 

「夢うつつ」「夢かうつつか」などの形で用いられるところから誤って使われるようになったため、現在では「3」のように「夢見心地」という意味でも用いられています。

また、冒頭に示した「現を抜かす」という表現は、「ある事に夢中になり、心を奪われる。」という意味があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「現」は「うつつ」と読むことができます!

元々は漢字の通り「現実」や「正気」といった意味の言葉でしたが、誤用から生まれた「夢見心地」といった意味も正しいとされるようになったそうです。

皆さんの中にも曖昧な認識をしていたという方がいらっしゃるのではないでしょうか?

この機会に、「現」の読みと意味を一緒にマスターしましょう!