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黄金の凱旋…BTSが国連演説&“使節”としての役割を果たして帰国、何をしてきた?

  • 2021.9.24

BTS(防弾少年団)が全世界の青年を代表して国連総会に出席し、ニューヨークのメトロポリタン美術館に韓国作品を伝達するなど、細かく編まれた特使としてのスケジュールを終えた。

BTSは「未来世代と文化のための大統領特別使節」の資格で訪れた米ニューヨークスのケジュールを忠実に実行し、9月24日に帰国した。

彼らは、第76回国連総会「SDG(持続可能な発展目標)モーメント」開会セッションスピーチ、国連との「SDGモーメント」のインタビュー、米ABC放送のインタビューなどを文在寅(ムン・ジェイン)大統領と一緒に消化し、ニューヨークメトロポリタン美術館、ニューヨーク韓国文化院なども訪問して「文化使節」としての役割も果たした。

国連演説「“ウェルカム・ジェネレーション”だ」

BTSは2018年と2020年に続き、今年で3回目となる国連演説を行った。

(写真提供=BIGHIT MUSIC)

2018年にはリーダーのRMの代表として自分の経験を込め、「全世界の若い世代が自分を愛し、自分の声を出そう!」と呼びかけ、世界の人々から共感を得た。2020年には、誰もがパンデミックで苦しんだ時期であっただけに、「夜が暗いほど星は輝いて見える。一緒に行くこの道で星が見えないのであれば、月の光に頼り、月の光さえなければ、お互いの顔を光として行こう!」とし、「人生は続いていくだろう。私たちは一緒に生きう!」と応援のメッセージを伝えた。

今回は、自分たちの経験を基にしたメッセージを投げる代わりに、未来世代の声をありのまま伝えるメッセンジャーの役割を果たした。彼らは2018年には英語で、2020年には英語と韓国語を混ぜて演説したが、今回は大統領特使として演壇に立った使命感と、未来世代の話をより良く伝えなければならないという責任感から、7人のメンバー全員が韓国語で演説した。

BTSは「今の10代、20代を“コロナ・ロスト・ジェネレーション”と呼ぶと聞いた。様々な機会、試みが必要な時期に道を失ったという意味だが、大人の目に見えないからといって道が失われたといってもいいのだろうか」と問いかけ、「“ロスト・ジェネレーション”ではなく“ウェルカム・ジェネレーション”という名前のほうが合っている。可能性と希望を信じれば、予想外の状況でも道を失うのではなく、新しい道を発見することができる」と強調した。

彼らは「世界は止まったと思ったが、少しずつ前に進んでいる。すべての選択は、エンディングではなく、変化の始まりと信じている」と演説の終わり結び、『Permission to Dance』のパフォーマンス映像を公開した。

BTSは演説後、文在寅大統領と「SDGモーメント」のインタビューに参加し、SDGに対する感想、特使としての責任感、ファンに向けた期待などを伝え、ABCともインタビューを行い、国連総会の主要議題であるパンデミックの克服、未来世代とのコミュニケーションなどの考えを共有した。

アメリカに到着するやいなや、国連総会のパフォーマンスの撮影に始まり、演説、インタビューと続いた特使としてのスケジュールを消化した7人は、9月22日に現地でNAVER V LIVEを進行しながら、「国連関連の仕事(特使活動)を行って忙しいが、不思議な経験をしている」と伝えた。

韓国文化を伝える役割も

BTSは、青年と未来世代を代表する特使の役割だけでなく、韓国文化をより広く伝播するための“K-カルチャー伝令”の役割も忠実に実行した。

(写真提供=BIGHIT MUSIC)

彼らは国連演説と「SDGモーメント」のインタビュー終了後、アメリカ最大規模の美術館であり、世界3大美術館に数えられるメトロポリタン美術館の韓国室を訪れ、作品を見学し、韓国工芸作品を韓国室に伝達した。

BTSは「韓国室を観覧しながら、胸がいっぱいになった。米ニューヨークで韓国室を観覧することに意味があり、新鮮だった」とし、「まだ海外に知られていない韓国の本当に素晴らしい芸術家の方々が活動しておられ、多くの努力をされている。特使として韓国文化の偉大さとK-カルチャーの可能性をさらに拡張し、より広げていくことができるよう使命感を持って懸命に働いていきたい」と述べた。

BTSは今回の特使の活動の最終日まで、慌ただしく動いた。彼らはニューヨーク韓国文化院をサプライズ訪問し、「世界文化の中心都市ニューヨークに韓国文化院、メトロポリタン美術館館の韓国室のように韓国文化に触れることができる場所があることが驚きで、誇らしい」と述べた。

K-POPアーティストとしてアメリカ主流の音楽市場を席巻し、K-POPというカテゴリーを超えて21世紀の“ポップアイコン”となったBTS。今では音楽というカテゴリーさえ超え、韓国を代表する“民間外交使節”であり、“K-カルチャーの伝令”として大活躍している7人の今後に、大きな期待と応援があふれている。

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