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テレワーク時の“ながら見”や、リモート会議用としても活躍!?「レイアウトフリーテレビ」が面白い!

  • 2021.9.23
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テレワーク時の“ながら見”や、リモート会議用としても活躍!?「レイアウトフリーテレビ」が面白い!

コロナ禍でいろんな使い方のアイデアが浮かぶ新機軸

ありそうでなかったテレビ。まるで扇風機のように、コンセントに繋げば、部屋中どこでも好きな場所にスタンドを移動させて使える「レイアウトフリーテレビ」TH-43LF1がパナソニックから登場した。

パナソニックはこれまでにも、10インチ/15インチサイズでタブレット端末のように持ち運べるテレビ「プライベート・ビエラ」をラインナップしていた。主な用途は、「映画やドラマの続きをそのままお風呂(防水モデル)や寝床でも楽しめる」といったところだ。

ところが、このコロナ禍に来て、テレビの用途は様変わりしたように思う。テレワークしながらニュースやスポーツライブを脇で流すような“ラジオながら聴き”のような使い方だ。

そんな家に、この“スタンド型テレビ”が届いたらどうだろう。

「食事や調理しながら見ていたダイニングキッチン向けの小型テレビを、新たにテレワークのために誂えた小机の方にもちょっと向けて使うことができたら」「PC画面以外で、リモート通信用にディスプレイとしてつなげないのかな」……等々、「掃除がしやすそう」なんてこと以上に使い方のアイデアが思い浮かんでくるのではないだろうか?

おそらく製品を企画した当初は、こうしたニーズは想定していなかっただろうが、期せずして時代に合ったコンセプトの製品が登場したといえる。スポーツの祭典による大画面テレビの需要が一段落したことに加え、東日本大震災から10年経ってテレビが倒れることへの危機感が薄れてきていることも大きいだろう。

居所に合わせて向きを変えられるテレビ

さて、向きを変えられるテレビとしては、従来より三菱電機が左右60度(32型の場合。40型/50型では40度)の電動首振り機能を備えたテレビ「オートターン」を作り続けており一定のファンを抱えている。言ってみればこれも扇風機の発想だが、パナソニックの「レイアウトフリーテレビ」は本体ごと動かしてしまおうという大胆なもの。

また、こうしたスマートなスタンドつきのテレビは、薄型ハイビジョンテレビが登場した当初、日立の液晶テレビ「Wooo(ウー)」UTシリーズの独壇場だった。チューナーを別筐体とし、背面からのデザインも美しいテレビとして人気を博した。

したがって、コンセプト自体はすごく斬新とまでは言いがたい。ただ技術的に、比較的小ぶりな43インチでも4Kテレビが容易に作れるようになったこと、ワイヤレスでもチューナー部分とディスプレイ本体の4Kでの通信が可能になったことが、製品登場の背景として大きいと思われる。

これまたいろんな意味で、“存在感”あるテレビ

さて今回の「レイアウトフリーテレビ」、小型とはいえ43インチ。横幅は98センチある。キャスター部分は倒れるのを防ぐため奥行き49.2センチと大ぶりでピタッと壁付けはできず、重量も24.5kg。本体がホワイトとはいえ、それなりの存在感だ。

しかしながら、しばらくテレビを敬遠してきて、家時間が増えたのをきっかけにいろんな使い方ができるなら……と興味がわいたような人にとっては、「久しぶりに使ってみたら、最新のテレビって、こんなにも凄いのね!」と、ものすごく感動するのではないだろうか?

テレビとしての機能は、パナソニックの最新の便利機能が満載。2TBのハードディスクを内蔵し、録画も可能。しかもトリプルチューナーで2番組の裏番組録画も可能だ(BS4K/110度CS4Kのチューナーは2)。また、ネットワーク経由で動画や4K放送の共有もできるので、家に一台あると家族みんなが便利になる。

また、ディスプレイ本体側面にもHDMI入力があるので、手許のノートPCからのHDMIケーブルを直接挿してリモート会議用のサブ画面としても重宝しそう。

もちろん、画質はパナソニックの最新技術が投入されている。パネルは、広視野角IPS液晶パネル。それを、配信動画から4K衛星放送まで品質にばらつきのある様々なコンテンツを、クッキリして色のりのいい映像に作り替える高画質エンジンで駆動する。

タブレット端末のように手に持たずして、画面が空間の好きな場所にあるという不思議。そのうちお掃除ロボットのように動き出すようになるのだろうか……?

「レイアウトフリーテレビ」TH-43LF1は、10月22日に発売される。(文:fy7d)

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