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【木村祐介の小顔塾 Vol.17】上アゴの意識を変えるだけで、顔が引き上がる?

  • 2021.9.22
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下アゴを使って生活している人は、無意識に顔をたるませてしまっているかも。

Viktoria Ovcharenko

無意識のうちに顔をたるませていない?

「美顔になりたい」「小顔になりたい」と思う女性はとても多く、永遠の美容テーマだと感じます。そんな向上心が高い方々に、「いい姿勢をとってみてください」と指示を出したあと、どんな仕草をするかをよく観察しています。そのなかで、いい姿勢と題して「むにゅ」と口の中を潰し、緊張したような笑顔を作る人がとても多いことに気が付かされます。

美顔を目指す際、『口の中が縦に広い』ことがとても重要です(これはまた後で触れます)。“口の中を潰すこと”を気が付かずやっている人は『顔の下半身』がとてもたるみやすい人です。なぜかというと、美顔において大切なことは顔表面の張力(テンション)のハリ具合です。テンションがあればあるだけ、”骨に皮膚がくっつき”、引き締まった顔に近づきます。

また、口の中というのは支える骨がありません。だから口の中を潰す仕草は、顔の下半分のたるみへと直結するのです。

では今から2つの指示を出します。1、2を行ってみて、みなさんはこの違いを区別できますか?

口の中を使って「う」の口をしてください。

顔の表面全体を使って「う」の顔をしてください。

どちらのほうが顔にハリを感じましたか? また、違いは分かりましたか?

わかった方は一目瞭然だったと思いますが、顔の表面を使って「う」をしたほうは、よりハリを感じたはずです。

理由は簡単。「口の中は顔ではなく内臓だから」です。つまり層も違ければ、内容も違うということです。 もう一つやってみましょう。

口の中で歯を食いしばってください。

顔の表面全体を使って、歯を食いしばってください。

口の中でやったほうが、なんだかもったりしますし、酸っぱい顔みたいな笑い方になっているかもしれません。まずは、今これを読んだ時点で、顔の表面と口の中は区別すべきものであると認識しましょう。

MedicalRF.com

上アゴを真上に1cm上げて生活する

それを踏まえたうえで、みなさんにおすすめしたいことは『上アゴを真上に1cm上げて生活してみる』です。

顔の前後を分けたとき、後ろ半分を首・頭だとすると前半分をノド・顔に分けることができます。そのなかで上アゴとは上の歯・鼻の2/3・目の周りの骨の下半分などを担当しています。

口の中で顔を動かしている人(たるむ顔を作る人)は、上アゴを下アゴに近づけるようなイメージで噛み締めてご飯を食べています。これでは、ご飯を食べるたびに顔をたるませていくようなもので、先が思いやられます。

そこで、上アゴ(口の中のベロで触れるところ)を1cm上へ、床と水平に引き上げてみましょう。このとき、水平というのがポイントで、顔がたるんでいる人に多い、首や頭を使って顔を上に向けてしまう動作はNGです。あくまで頭よりも前側にある、上アゴを床と水平に1cm引き上げます。

するとどうでしょう。今度は上アゴに向かって下アゴが引き上げるような感覚で噛み締めていないでしょうか? 筋膜のテンションで胸も引き上がり首も長くなり、そもそも下を向くことが難しく感じるのではないでしょうか? 目もなんだか開いたのを感じたり、口の中を潰す感覚ができなくなったりと、さまざまな発見があるはずです。

この1cm上アゴを上げるの感覚がわかったら、起きている間中、その感覚で過ごしてみましょう。姿勢も顔も引き上がり、口の中と顔の表面との区別もわかってきます。

口の中は内臓。顔の表面は皮膚と筋肉。しっかりと区別して、顔の引き上がるようなアゴの使い方で生活してみてください。

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