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レシピはそのまま! “見た目&香り”で料理をさらにおいしくするコツ

  • 2015.7.15
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【女性からのご相談】

食事を作るのが好きです。幸い味もそれなりにおいしく、夫も満足しています。でも、もっとおいしくて楽しい食事をとりたいと思います。それで相談です。同じ料理、同じレシピでも、おいしく感じられるようにするには 何を重要視したらよいのでしょうか? 料理をおいしく見せる方法について教えてください。

●A. 人間は料理の8〜9割を“目”で味わっています。

こんにちは、フードライターの鍋谷萌子です。

毎日の食事が楽しみなのは、とてもいいことですね。

実は、人間が食事を“おいしい”と感じるとき、その感情のうちの8~9割は“視覚”によってもたらされています。舌で味わう以上に、私たちは目で料理を味わっているのです。この大前提に基づけば、料理自体は変えずに、おいしく食べられる方法がわかってきます。

今回は食事をより楽しく、おいしく食べられる方法を紹介します。

●まずは“食器”にこだわる

フードアナリストとフードコーディネーターの資格を持ち、料理を仕事にもしている私のオススメは、“食器”にこだわることです。同じ料理であっても、100円の食器と1,000円の食器では、明らかに“見た目のおいしさ”が違います。

ときどき、「同じ白色だったら、どんな皿でも一緒」という意見も聞きます。でも、比べてみるとやっぱり、“安っぽい白”“しっかりとしたなめらかで美しい白”という違いが分かるのです。

●照明にもこだわろう

有効なダイエットの方法に、“ライトを青色に変える”というものがあります。寒色系の色というのは、食事をまずそうに見せます。そのため、食欲を減退させます。

逆に言い換えれば、おいしく見せるためには、暖色系の色を使うのがオススメです。ちなみにこの方法、テーブルクロスにも使えます。

そのほか、“香り”からアプローチする方法も有効です。

香りは食事の重要な要素。賛否両論ありますが、お花を食卓に飾るときは、その香りに気を付けてください。“台所と食卓が一緒になっていて、台所のにおいが食卓にきてしまう”という場合は、コーヒーやお茶の香りで打ち消すことをおすすめします。

●視覚と嗅覚が“おいしい”を決める

食事の“おいしさ”を決めるのは、基本的には視覚です。そのため、色や食器にこだわって食卓を作るのが、第一です。その次に、“香り”にも気を配るとよいでしょう。レシピ自体は変えずに、より魅力的な料理にできます。今日から試してみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】

・視覚のふしぎ | 沼津高専・公開講座/佐藤憲史(教授)(PDF)

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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