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和のアロマで、夏の暑さを上手に乗り切る裏技伝授!

  • 2014.8.9
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蒸し暑い日本の夏、暑くて食欲がない、ボーッとして何もやる気がおきないなど、冷房に頼りきりで自律神経も壊しがちです。そんな暑い夏を夏バテしないで上手に乗り切る方法をご伝授します!

蒸し暑い日本の夏にぜひ試して頂きたいオススメ精油は日本に昔からあるハッカ(薄荷)、ペパーミントです。花と葉っぱから取られるペパーミント、ガムや歯磨き粉などにも添加されていますが、実は夏には使えるたくさんの良い効能があるのです。

■1. 消化器系の働きを整える

ペパーミントは消化を促し、夏バテにありがちな食欲減退、また暴飲暴食後の胃のもたれなどの胃腸の不調を改善してくれます。焼き肉屋さんで最後にペパーミントガムが出されるのは口臭の消臭効果の他に、お肉の消化を促してくれる効果もあるんですね。

<使い方>

ペパーミントの精油を精製水10mlに対し3~4滴を垂らしてティッシュやハンカチに噴射します。それを鼻からゆっくりと吸い込んでください。

■2.体感温度を下げ、眠気を覚まし、集中力もアップ

暑くてだるくて、何もする気が起こらない…。そんな夏バテの症状を改善させてくれるのもペパーミントの効能の一つです。ペパーミントの精神的作用に頭をスッキリと集中力を高めてくれる効果があります。

<使い方>

お風呂にペパーミントの精油を最大で6滴入れます。(敏感肌の方は半分の量にして下さい)ペパーミントの主成分であるメントールの清涼感が身体の熱を奪い体感温度を下げてくれます。

■3. 殺菌、消臭効果

汗ばむ季節、汗自体には匂いはありませんが、そこに雑菌がつくと嫌な匂いに変わります。ペパーミントは嫌な汗の匂いを抑えるだけでなく匂いの元の雑菌を殺す効果もあります。ペパーミントの爽やかな香りも残るのでとてもオススメです。

<使い方>

1で作ったペパーミント水をそのまま身体や脇など汗をかき易い所にスプレーしてもよいでしょう。靴の中などにスプレーしても◎。

■「その他」頭皮のトニックに

特に頭皮は毛穴、皮脂腺も多く、汗や皮脂の分泌が盛んな所です。スイートアーモンドオイルなどの植物油10mlに対してペパーミントの精油を2~3滴垂らします。頭皮に指先を使ってもみ込むようにしてつけ、その後シャンプーをして洗い流します。毛穴の汚れを浮かし、毛穴を引き締め、余分な汗や皮脂を取ってくれる作用があります。洗い上がりもスッキリ爽快感が残ります。

<注意点>

ペパーミントのメントール成分は粘膜を刺激しますので、くれぐれも原液をそのまま皮膚に塗布したり、指などについたまま目をこすったりなどしないようにお気をつけください。

日本で取られるペパーミントはジャパニーズペパーミントと呼ばれ、西洋ペパーミントやスペアミントとは成分が少し異なります。

ペパーミントの主成分はすっとする清涼感が特徴のメントールですが、ジャパニーズペパーミントは含有量が西洋ペパーミントよりも多く、65~85%、一方西洋ペパーミントは50~65%です。

お子様やてんかん歴のある方は使用を控えた方がよい神経毒性の成分であるケトンがジャパニーズペパーミントが3~13%であるのに対し、西洋ペパーミントは30~60%と日本のペパーミントはメントールの含有量は多く、ケトンの量は少なくなっており、ジャパニーズペパーミントはその効能の有用性の高さ、安全性に置いてもオススメです。

また、ハッカ(薄荷)という名前の由来はペパーミントの乾燥した葉っぱ200Kgの葉から水蒸気蒸留法でとれるのはたったの2%の4Kgだけ。葉っぱから油を取ると荷物が少なくて済むということから薄荷という名前がつけられたそうですよ。昔からとても貴重な精油だったのですね。

以上、昔から日本人にもなじみのあるジャパニーズペパーミント(ハッカ)を使って、上手に蒸し暑い夏を少しでも涼しく、快適にお過ごしください。

(Haruko Wu)

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