1. トップ
  2. ダイエット
  3. アイスで夏バテに!? 内臓の冷えによる不調を改善する「白湯」の効果とは

アイスで夏バテに!? 内臓の冷えによる不調を改善する「白湯」の効果とは

  • 2015.7.14
  • 4231 views

【男性からのご相談】

夏が近づいて喉が渇くと、ついつい冷たい飲み物やアイスを欲してしまいます。あんまり冷たいものをたくさんとるとお腹を壊すことがありますが、それ以外に体にとって良くないことってありますか?

●A. 内臓の機能が低下して、食欲不振や消化不良につながりやすいです。

ご相談ありがとうございます。理学療法士のOHSAWAです。

暑い時期になると、冷たいものが欲しくなりたくさん摂取してしまいますよね。そうすると内臓が冷えて機能が低下してしまい、その結果腹痛や夏バテにまでつながってしまいます。

今回は内臓の冷えと、それを防止するための『白湯』についてお伝えしていきますね。

●冷たいものは内臓を冷やすため、さまざまな症状が出てくることがあります

胃腸などの消化器系は温度が37〜38度ぐらいのときに最もよく働きます。そのため、冷たいものの摂取は胃腸へ負担をかけ、消化不良を起こしやすくしてしまいます。これが腹痛を起こす原因です。

胃腸の温度が下がると、体は熱を起こして消化器系を温めようとします。すると、体内の熱は上に行く性質をもっているので、消化器系を温めた熱は上昇し、喉や頭に熱がこもり、また喉が渇いてしまいます。喉が渇くことで、また冷たいものを欲してしまい、摂取してしまうと再び胃腸が冷える……という悪循環になっていってしまいます。

また、胃腸が冷えて消化不良を起こしていると、食べ物も長い間胃の中にたまった状態となるため、胃自体に負担がかかり、それが慢性的になると疲れやすい、食欲が出ないなどの症状が出てきて、俗にいう“夏バテ”の状態になってしまいます。

さらに、冷たいものを体内に入れると血管や筋肉も冷えて固くなり、血行が悪くなります。すると循環が悪くなり、必要な栄養素や酸素が運ばれなくなってしまい冷え性になってしまい、老廃物も排出しにくくなるため浮腫みの原因や、痩せにくい体質へとなっていってしまいます。

●内臓を冷やさないようにするには『白湯』

内臓を冷やすとさまざまな症状が生じてしまうため、まずは冷たいものを摂取しすぎないことが大切です。

ただ、暑い時期になると、どうしても冷たい飲み物が欲しくなると思います。胃腸の負担を軽くするためには、できるだけ少しずつ飲むようにしましょう。

その後に嫌でなければ、内臓を温めて、健康や美容への効果もある『白湯』を飲むことをオススメします。

●白湯の効果

白湯は最も優れた飲み物と言っても良いくらい、飲むだけで健康と美容に効果があるドリンクです。

飲むと胃腸が温められるため、新陳代謝を活発にし、循環も良くなるため便秘やむくみの改善へとつながります。胃腸の機能も良くなるため食欲も出て、食べてもしっかりと消化もしてくれるため、夏バテにはなりにくい状態でいられます。

また、小腹が空いたときや、お腹があまり空いていないのに口さみしいときに白湯を飲むと、その症状が落ち着き、代謝も上がるためダイエットにも効果があります。

----------

暑い時期は常温の水でも良いと思いますが、夏以外は日ごろから白湯を飲む習慣をつけると良いでしょう。仕事中や外出先ではポットのお湯でも良いですし、水筒に入れて持ち歩くのも良いですね。

最初は味気なく物足りない感じもあるかもしれませんが、だんだん慣れてくると甘くおいしく感じられると思います。そうなるころにはだいぶ健康に近づいているかもしれませんよ。

【参考文献】

・『はじめてのアーユルヴェーダ』HIKARU・著

●ライター/OHSAWA(理学療法士)

の記事をもっとみる