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ふんわり香りが立ち上る"いさきの香草蒸し"

  • 2021.9.15

いさきを一尾使った、豪快な一皿。蒸すだけでとっても美味しく仕上がるのでお薦めです。器と料理の組み合わせを提案する店「カモシカ」を主宰するオカズデザインさんに、器の紹介と、その器を引き立たせる、目にも舌にもおいしいレシピを教わりました。

ふんわり香りが立ち上る"いさきの香草蒸し"

■長さのあるもてなし料理に

尾頭つきの魚を一尾丸ごと使った料理は、おもてなしにもってこいの華やかさ。もともとヨーロッパの楕円形の器や鍋は、細長い魚の姿が収まるようにつくられたものも多いんですよ。香味野菜と一緒にふっくらと蒸した魚に、熱した甘じょっぱいたれをジュッとかけると、食欲を刺激する豊かな香りが立ちのぼります。

□いさきの香草蒸しのつくり方

◇材料 (3~4人分)

天然いさき:1尾(200~300g)
長ねぎ:1本
香菜:30~40g
生姜:1片分(薄切り)
酒:50ml
落花生油:大さじ1と1/2
あさつき:1~2本分(ざく切り)
ミント:1~2本分(ざく切り)
★ ソース:
・ 醤油:大さじ1
・ 魚醤:小さじ1
・ 砂糖:小さじ1


(1)下ごしらえ
ねぎは青い部分も含め3~4等分にする。香菜は根と茎、葉に分け、葉はざく切りにする。

(2)いさきの下準備
いさきはえらと内臓を取ってよく洗い、水気をしっかり拭き取り、両面に塩(材料外)を軽くふる。身の厚い部分に、斜めに切り込みを入れる。

(3)蒸す
蒸し器に入るサイズの器に、ねぎと生姜、香菜の根と茎を入れ、その上にいさきをのせて酒をふりかける。蒸気の上がった蒸し器に入れ、様子を見ながら強火で8分ほど蒸す。

(4)盛りつける
いさきを取り出し、器に盛る。生姜も取り出して細切りにする。蒸し汁はとっておく。

(5)油をかける
小さなフライパンに落花生油を熱し、煙が出るくらい高温にな ったら、4のいさきにかける。

(6)仕上げる
5の熱いままのフライパンに、ソースの材料と4の蒸し汁を入れて余熱で温め、いさきにかける。 4の生姜と1の香菜の葉、あさつき、ミントを上にのせる。

盛りつけ
盛りつけ

――教える人

「オカズデザイン」

2000年、吉岡秀治・吉岡知子が結成。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がけている。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープンし、作家の器の展示や季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催。『二菜弁当』(成美堂出版)など著書多数。


文:藤井志織 写真:伊藤達也

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