【女教皇のカード】第29回ラッキータロット占いのテーマは「好きな人と結ばれるための“会話”のポイントは？」です。

乙女座と「女教皇」のカードは立ち止まって冷静に考えよというメッセージ

タロットと星占いの相関関係をひも解くコラムの第6回。
今回は乙女座と「女教皇」のカードを取り上げます。

乙女座の期間は8月23日から9月22日までです。
これからは乙女座の期間の後半に入っていきます。

乙女座は知性や理性と結びついている星座です。
12星座の中でもひときわ冷静で、物事を感情ではなく理性で判断するのが特徴。そのため仕事も人間関係も、そして恋愛もどこか客観的な視点で物事をみていて、仕事や恋愛に夢中になっているときでさえ、そんな自分をふと引いて見てしまうことがあります。

一方、タロットの「女教皇」のカードは、精神性の高さを表すカードです。こちらも知性と理性をつかさどり、感情に左右されずに物事の本質を見抜くという意味があります。

この２つの共通点は、理知的な判断力です。
理性と知性で論理的に判断したことは、シンプルで迷いがなく、余計なものが一切ありません。
先入観や思い込み、余分な感情といったものが排除されていて、真実だけをまっすぐ見つめて判断ができるのです。
乙女座にも「女教皇」のカードにも、そうしたパワーが宿っています。
この乙女座の時期に「女教皇」のタロットカードを引いたら超ラッキーだと思ってください。幸運を引き寄せる力が倍になると思っていいでしょう。

さらに、夏から秋へと変わるこの乙女座の時期は、いろんなことを理知的に考えて判断するのにふさわしいとき。
仕事や人間関係、将来のことなどをいったん立ち止まって、落ち着いて自問自答してみましょう。
自分が望んでいることは何か、自分が向かう方向はこれでいいのか、自分の心に聞いてください。女教皇のカードでもながめながら思索にふければ、カードが何かインスピレーションを与えてくれるかもしれませんよ。
そうして自分なりの答えを出しておくと、秋以降の運勢が大きく違ってきます。迷いや不安がなくなり、目標や夢に向かって一直線に進めるようになるはずです。

落ち着いて考えるべきなのは、恋愛にしても同じ。
この時期に自分が恋愛に求めていることや、好きな人との関係、もしうまくいっていないのならその原因などを、時間をとってきちんと考えてみましょう。
忙しさにまぎれて深く考えないままこの乙女座の時期を過ごしてしまうと、秋以降の恋愛運が乱れたり充実しなくなったりすることがあるからです。
逆に、自分が恋愛にどう向き合うかをこの時期に決めておくと、自分の望む愛を引き寄せるパワーも高まってくるでしょう。

本格的な秋に入る前に、今一度、自分の気持ちを理知的に整理して、進むべき方向を決めておきましょう。

文／グロリアス星子 イラスト／サクマラン、SHUTTERSTOCK