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老後のお金を貯めるために、知らなきゃいけない3つのこととは?

  • 2021.9.9

そろそろ老後の資金が気になるという方におすすめの本が出版された。

老後資金への漠然とした不安の正体を説き明かし、解消してくれる『書けば貯まる!今から始める自分にピッタリな老後のお金の作り方』(翔泳社)だ。

著者は、定年後の生活設計に特化したプレ定年専門FP(ファイナンシャル・プランナー)として活躍している三原由紀さん。老後に必要なお金の貯め方をワーク形式で分かりやすく教えてくれる。

老後資金についてネットで調べても、扶養家族の有無や、住宅ローンの返済、会社勤めかフリーランスかなど、それぞれの置かれている状況は多岐にわたり、納得できる情報を得ることは難しい。そこで本書は、自分の情報を書き込んでいくワーク形式となっている。今の状況を、詳細に書き記すことで、老後に必要な資金とその準備方法を知ることができる仕組みだ。

三原さんのもとには、「年金はどのくらいもらえるのか=当てにできるのか?」「保険は見直したほうがいいの?」「今の資産状況で住み替えできる?」などなど、たくさんの相談が寄せられる。「一番怖いのは無知なこと」という三原さんは、お金の不安は次の3ステップで解決できると説く。

【書き出す】→【見える化】→【貯まる仕組みづくり】

足りない資金はどうやってカバーする?

本書のポイント、老後のお金を貯める3カ条の心得を紹介しよう。

【老後のお金 心得3か条】
●〈心得1〉老後の収入を知る!
公的年金・退職金・私的年金など60歳以降に受け取るお金を把握します
●〈心得2〉老後の支出を知る!
今「いくら使っている?」を調べて、お金の使い方を見直します
●〈心得3〉老後の必要額を知る!
今「いくら資産がある?」を確認して、足りないお金を準備します

必要な項目をワークシート(ダウンロードできる)で1つ1つチェックし書き込んでいくと、あなたにピッタリの老後の資金額がわかるという構成になっている。足りない資金があるなら、それをどうやって作っていくのかについても、わかりやすく教えてくれる。

目次は下記の通りである。

第1章 老後に受け取る公的年金を把握しましょう
第2章 老後に受け取る退職金と私的年金を把握しましょう
第3章 老後にいくら必要なのか確認し、足りない金額を把握しましょう
第4章 今のお金の使い方を見直し、家計をスリム化しましょう
第5章 老後に足りないお金を準備しましょう

自分にぴったりの金額を知りたければ、自分だけの情報を書き込んでいくことが必要だ。ワークシートに書き込んだら、漠然とした不安の正体がわかる!その対処法までサポートしてくれるのも心強い。

■三原由紀さんプロフィール

プレ定年専門FP(ファイナンシャル・プランナー)。
合同会社エミタメ代表、公的保険アドバイザー、相続診断士、NPO法人いちかわライフネットワーククラブ人づくり事業部フェロー。大学卒業後、バブル期に大手食品メーカー、外資系メーカーに勤務。子育て中で外に出られないときに同じアパートに住むママ友3人で株のネットトレードを始め、夫にナイショのままコッソリ1000万円以上の利益を達成。子どもの小学校入学を機に保険代理店でパート開始、FP資格を取得。「無知はリスク(知らない=損をしていることもわからない)」を痛感し、自身の保険や住宅ローンの見直しに取り組み、家計を再生する。2016年にファイナンシャル・プランナーとして独立。現在、定年後の生活設計を専門とするFPとして、50代が抱える悩みや不安に特化し個別相談を行う。
「東洋経済オンライン」「MONEY PLUS-くらしの経済メディア」など大手メディアで執筆多数。

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