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セヴン・ホテル、7つの新しいスイートはどれを選ぼうか。

  • 2021.9.6
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ジェームズ・ボンド、マリー・アントワネット、不思議の国のアリスなど7名の人物をテーマにした7つのユニークなスイートルームが話題を呼んだセヴン・ホテル。オープンから10年後、新たなオーナーによって7つのスイートルームを含むホテル全35室が模様替えされ、9月2日に再開した。

宿泊客以外にも開かれたバーやレストランというのが最近のパリのホテルの傾向だけれど、ここはその逆で、1階のバーも地下のスパも宿泊者オンリーというのが特徴だ。ムフタール市場に近い5区の住宅街にポツンとあるホテルなので、カップルで泊まるとどことなくお忍び旅行をしているような気分が味わえるかもしれない。おまけに7つのスイートルームの新たなテーマは、どれもカップル滞在向けなのだ。ハネムーンあるいはプレ・ハネムーンのパリ旅行を考えているなら、隠れ家っぽいセヴン・ホテルはおすすめだろう。スイートの料金は239ユーロから。手の届く価格では?

スイートルームは地上階が最も広くて50㎡。室内の一角にはバーカウンターが設けられ、さらに併設の小さなテラスにはふたりのためのジャクジーが!官能に捧げるこのスイートは“7つ目の罪悪”と命名されている。酒とバラの日々を過ごしてみたければ、このスイートNo. 006を指定するのがいいだろう。

2階のスイートNo. 106は“第七芸術”。つまり映画がテーマである。撮影所の雰囲気で構成されたスペースは38㎡あり、ベッドに寝ながら向かいのスクリーンの映画を楽しむ趣向のスイートだ。その上階のスイートは“第七世界”で、想像の世界への旅へと誘う。こちらも38㎡の広さである。4階には“7番目のチャクラ”と題した、スピリチュアルなスイートルームが。ベッドのヘッドボードの巨大な虹と、床の巨大なクッションが心の平静へと導いてくれる。5階のスイートNo.406 は“7日目”。壁のブルーとピンクのグラデーションが日の出を感じさせる希望と詩情にあふれるスペースだ。No. 506“第七天国”は6階にあり、70年代調の家具が整えられたテラコッタ色の部屋。キングサイズのベッドが待っている。最上階のスイートNo. 606“第七音符”は28㎡とほかより少々小さくなるが、ピアノ、レコードのターンテーブルが設置され、音楽好きなふたりを迎えてくれる。

スイート以外の28室も、テラコッタやブルーなどグラマラスでおしゃれにまとめられている。各客室でポップで軽やかな雰囲気を添えるのは、ベッドのヘッドボードのネオンだ。バスルームはシンプルで清潔で、そこに置かれたアメニティがCodageというのもうれしい。小さなバルコニー付きの部屋もあり、そこで朝食をとれば素敵な一日のスタートができる。セヴン・ホテルはひとり旅にもおすすめだ。

Seven Hotel20, rue Berthollet75005 Pariswww.sevenhotelparis.com

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