ヴェネツィア映画祭を彩ったグランドソワレのドレス。

2021.9.4

９月１日に始まったヴェネツィア映画祭のレッドカーペットは、次々とスターを迎えている。ペネロペ・クルス、ヴィルジニー・エフィラ、キルスティン・ダンスト…。こよなく美しいドレス集。

もちろん、ヴェネツィア映画祭は映画をたたえる祭典。だが、人数を制限して行われた昨年の映画祭の後、映画祭にはグラムールも欠かせないことを示すかのように、ヴェネツィアのレッドカーペットには、グランドソワレの華やかなシルエットが大きなカムバックを果たした。

オープニングのソワレには有名人がそろって姿を見せ、トレーンを引くロングドレスに身を包み、エレガンスを競い合った。最初に到着したのは、白と黒のシャネルのドレスを纏ったペネロペ・クルス。彼女は、フェスティバルのオープニング映画に選ばれたペドロ・アルモドバル監督作『Madres Paralelas』の主演女優だ。

ヘレン・ミレンのスパンコール

訪れたセレブの中には、イザベル・ユペールの顔も。彼女は、ボディにぴったり沿うシルエットの、ジョルジオ・アルマーニ・プリヴェのモチーフ入りロングドレスで登場した。モデルのビアンカ・バルティの登場も目を引いた。アシメトリーなトレーンを引く、太陽のようなイエローのドレスは、ボリュームたっぷり。第七アートを寿ぐ祭典に招待された顔ぶれの中には、トップモデルのサラ・サンパイオとバーバラ・パルヴィンもあった。

一方、審査員の1人、ヴィルジニー・エフィラは肩をあらわにした白いロングドレス姿。また、ヘレン・ミレンの輝くようなルックも忘れてはならない。スパンコールの散りばめられたロングドレスは、モードは目を楽しませてくれる祝祭だということを思い出させてくれた。