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見たことあるけど読めない?!【回向】知っておきたい<冠婚葬祭の漢字>

  • 2021.9.2
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冠婚葬祭での漢字は独特な読み方が多いですよね。 「回向」も変わった読み方をしますよ。 併せて、「回向」がどういったものかもみていきましょう。

(1)「回向」の読み方

漢字だけみると簡単なものしか並んでいない「回向」。 「かいこう」しか読めなさそうですが、その読み方では恥をかきますよ。 この漢字は「えこう」と読みます。 「回」を「え」と読んでいる時点で、すでに難読といえるでしょう。 「えこう」は「回向」以外に、「廻向」とも書きます。 (『広辞苑』より)

(2)「回向」の意味

「回向」とは、さまざま意味をもっています。 「自ら修めた功徳を自らの悟りのために、または他者の利益のために巡らすこと」 「仏事を営んで死者の成仏を祈ること」 「浄土教で、称名念仏の功徳を巡らし衆生の極楽往生に資すること」 お墓参りやお葬式の際、死者や祖先に手を合わし、お経を唱えていませんか。 それが回向です。 文字で表すと非常に難しいですが、ごく自然にできていますよ。 回向は、回向文の略でもあります。 回向文は、法会の終わりに、その功徳を自体の成仏や往生、死者の成仏などを巡らし向ける意を表すためのものです。 (『広辞苑』より)

(3)「回向」の語源

「回向」は、サンスクリット語parinamanaが語源となっています。 意味は、「成熟」「変化」「発展」など前向きな言葉ばかりです。 本来、回向は家族のみに功徳を回し向けていました。 今は家族以外の人にも功徳が回し向けられるようになったのは、大乗仏教の発展が大きく関わっています。 これがきっかけで、お経などを唱え、死者に手を合わせること=回向と呼ぶように。 家族が極楽浄土に進めることも大切。 しかし、家族にかかわるすべての人も極楽浄土に進んでほしいですよね。 これぞ、理想の思想といえるでしょう。 (『広辞苑より』) 冠婚葬祭のマナーは知っておかなければならないことばかり。 そもそも知らない、誤った知識は恥をかくことにつながります。 この機会に、マナーなどを再確認してみるといいでしょう。 (恋愛jp編集部)

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