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「自分の常識がすべてじゃない」結婚挨拶で感じた「家ごとの常識の違い」

  • 2021.9.1
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「常識」や「普通」の基準は家庭によってそれぞれですが、私がそれを強く感じたのが結婚の挨拶でのことでした。両家であまりにも違った雰囲気だったことに驚き、「自分の中での常識がすべてではない」と思った大切なエピソードです。

結婚が決まり、最初の難関は…

結婚が決まってからの最初の難関といえば、両家への結婚の挨拶。交際中から何度かお互いの実家には行ったことがあったので、何となくご両親の雰囲気などはわかっていましたが、結婚の挨拶となるととても緊張しました。

私以上に彼のほうが緊張していたようで、私の実家に来る際の服装や手土産を事前に詳しく私に確認している彼の姿を見て、やはり結婚の挨拶は人生の一大イベントなのだなと、私も緊張が高まりました。

田舎の厳格な家だったわが家

私の実家はのある地域はどちらかというと田舎で、両親も真面目で厳しいタイプの家庭でした。門限も厳しく、テレビもあまり見ない、常にクラシック音楽が流れているという雰囲気の家です。

結婚の挨拶のとき、彼はスーツ姿で手土産を持って訪問。応接室にあがってもらい、母がお茶を出して、私の父と少し雑談してから彼が「お嬢さんとの結婚を認めてください」と正座で頭を下げました。

父が「よろしくお願いします」と返事をし、母は涙ぐんでいました。私にとってはまさに絵にかいたような結婚挨拶の形でした。

都会で自由な彼の家

わが家と比べると彼は都会っ子で、とても自由な家に見えました。門限もなく、大学生のころから1人暮らし。彼はバンドをやっていて、お義母さんもよく見に行っていたそうです。

今度は私が彼の実家へ結婚の挨拶に向かう道中、緊張している私に「全然軽い感じでいいからね」と彼。そうは言われても、なんて言って認めてもらおうと私の頭の中はいっぱいでした。

いざ家に到着し、ドアを開けるとお義母さんがニコニコと出迎えてくれました。そして、私を見て「わぁ~かわいい! おめかししてきてくれてありがとう!」とはしゃぐお義母さんに、私はかなりびっくり。

そして、リビングに通されたのですが、席に座るよりも早く彼が「おかん、俺結婚するわ~」と宣言! ご両親も大喜びしてくれました。手土産を渡す暇もない間のことで、わが家での結婚挨拶とあまりに違いうことに衝撃を受けました。

両家での結婚挨拶は、別にどちらの対応が正解というものでもなく、家族の雰囲気やスタイルはそれぞれなのだということを身をもって実感した出来事でした。そして、私たちも自分たちなりのあたたかい家庭を築きたいと強く感じた、素敵な思い出です。

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著者/よっちゃん

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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