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こうとも書くの?!【莫迦】他人には使わない方がいい言葉です…

  • 2021.9.1

漢字の中には、いい言葉ばかりではありません。 今回の漢字である「莫迦」も、いい言葉ではない漢字になります。 読み方を知れば、きっと驚くことでしょう。

(1)「莫迦」の読み方

漢字から想像すると、仏教に関することなのかなと思うでしょう。 昔はそうでしたが、今は誰でも使っている言葉です……。 これは「ばか」と読みます。 よく目にする「馬鹿」と同じ読み方をする漢字です。 他人から「ばか」なんて言われた日には、立ち直れなくなってしまいます。 ばかは「馬鹿」と「莫迦」があることを知っているだけで十分です。 (『広辞苑』より)

(2)「莫迦」の意味

「莫迦」の意味をご存じである人はほとんどでしょう。 知っていても、本当にその意味であっているのか確認してみてください。 「莫迦」には、3つの意味があります。 よくご存じの「愚かなこと、もしくはその人。あほう」 「取るに足らないつまらないこと。無益なこと。とんでもないこと」 「役に立たない」 「莫迦」は主語として使うことが多いですが、接頭語としても使います。 接頭語としては、「度はずれて」という意味です。 ちなみに、「ばか」には馬鹿貝の略も含まれています。 参考までに知っておくといいでしょう。 (『広辞苑』より)

(3)「莫迦」の語源

なぜ「ばか」を「莫迦」と表したのでしょうか。 「莫迦」の知る前に、「ばか」から見ていくと謎が解けます。 「ばか」は外来語ということをご存じでしょうか。 「ばか」は痴の意味をもつ梵語であるmoha(慕何)や、無知の意味をもつmahallka(魔訶羅)が語源となっています。 ご存じのように梵語はサンスクリット語。 すなわち仏教の本場であるインドで使われている言葉であり、読み方を漢字で表したのが「莫迦」ということに。 「ばか」自体は、古くから僧侶の隠語として使われていました。 そのため、歴史は古いのです。 しかし、今は「馬鹿」が主流ですが、これは当て字。 「莫迦」より「馬鹿」のほうがわかりやすいことから、「馬鹿」が広まったのです。 (『広辞苑より』) 仏教との繋がりをもつ「莫迦」。 いい意味ではないものの、その歴史の古さには意外です。 知識として知っておくのはいいものの、他人に使うのは控えましょう。 (恋愛jp編集部)

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