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「デキる人はやっている!」仕事の【ホンネと建前】あなたは見分けられる?《心理カウンセラーが解説》

  • 2021.9.30
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大人の対応が求められる仕事の場。無意識に「本音と建前」を使い分けているでしょう。

今回は、ビジネスシーンで見分けられるようにしておきたい「本音と建前」を、現役心理カウンセラーが解説!

混沌とした世界で、この違いが分からないと苦労することになるかもしれません。あなたはどれくらい見分けられるでしょうか?



初級編「せっかくですが、今回は遠慮しておきますね。」

本音は…

「あなたの意見には賛同できないし、今後もおそらくあなたの提案には乗りませんよ。」

「せっかくですが、今回は遠慮しておきますね。」は、あなたを傷つけないように、あなたの気持ちに配慮しながら、クッション言葉を使った丁寧な言い回しかもしれません。あなたのことを一旦受け入れつつも、自分を謙遜しながら直接的な理由は述べずにサラリとかわしているようです。

しかし、本心では、あなたの能力を全く評価していないかもしれません。この言葉を使った相手は流石ですね。おそらく仕事のデキる人でしょう。もしあなたが相手のお願いを丁重にお断りしたい時には、この言葉を“建前”として、そっくりそのまま引用してよいでしょう。

中級編「とっても良いと思います!ただ…。」

本音は…

「あまり良いと思いません。なぜなら・・・。」

「とっても良い」と言っておきながら、続きがあって何か付けたしをされた場合は、本心は良く思っていないといことの表れなのかもしれません。「ただ一点だけ」「何か一つ使加えるなら」というオブラートに包まれた言葉の中身が相手の本心でしょう。

「良かった」という言葉に甘んじることなく、努力を怠ってはいけないかもしれません。あなたがもし、相手に注意したかったり改善してほしい箇所があった場合には、この言葉を使うとよさそうです。相手の気分を害さないように、上手に“建前”を使えるようになりましょう。

上級編「楽しかったです。また誘って下さい!」

本音は…

「はあ~、やっと終わった。早く帰りたい!」

「楽しかった。」と言いつつも、二次会には参加せずに早々と切り上げた場合は、実は楽しくなかったという意味なのかもしれません。人間関係を円滑にするために、嘘ではなく“建前”を言っている可能性があります。

この建前を見破るには、注意深くその人を観察し、本当に楽しんでいるかどうか見極めるという高度な技が必要になりそうです。本気で楽しんでいない人を強引に誘ってしまうことを防げるかもしれません。ただ、もしあなたが、相手に何かしてもらってお礼を言うシーンがあったら、楽しくなくてもやはり“建前”として「楽しかったです!」と言った方がよいでしょう。



いかがでしたでしょうか?ビジネスシーンにおける本音と建前には決まったデフォルトはなく、臨機応変に対応しなくてはなりません。本音と建前を理解して上手く使い分けることができると、ますます仕事がデキる人としてあなたの株が上がるかもしれませんね。あなたのビジネスシーンでのご活躍をお祈りしています!



ライター:miraclemilk
心理カウンセラーとして、クライエントの悩みに共感し寄り添いながら支えています。みなさまがほっと一息つけるような、気分転換になるような記事を発信していきますので、お楽しみに!
編集:TRILLニュース編集部