「区区」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は…？

多種多様で不揃いな様子のことを「千差万別」と言ったりしますよね。

今回はそういった同じでない様子を現した漢字を紹介します。

「区区」という漢字なのですが、一体何と読むのでしょうか？

さあ、挑戦してみてください！

「区区」ですが、読み方は2つあります。

「区（く）」が2つ連立しているので、「くく」と読みたくなってしまいますよね。実はそれで正解！

そしてもう1つ、今回皆さんに答えてほしいのがこちらのほうなのです。

わからない方のために、例文を紹介します。

・クラス全員の意見が区区でなかなかまとまらない
・住んでいる地域によって対応は区区だ

前後の文章から推測してなんとなくわかった方もいらっしゃるのではないでしょうか？

では読み方を発表します。

正解は「まちまち」でした！

一般的には「まちまち」とひらがなで書くことが多いですよね。

「区区」と漢字で書くことは珍しいと思います、

実際、「区々(まちまち)」はどんな意味なのか辞書で確認してみましょう。

物事や意見などが、それぞれ異なっていること。また、そのさま。さまざま。

出出典：松村明監修、池上秋彦・金田弘ら編集『デジタル大辞泉』（第二版）、小学館（2012年11月2日発行）

ちなみに別の読み方である「区区（くく）」は、「まちまちでまとまりがない様」を表すほかに、「価値が低い様。取るに足らない様。」という意味があります。

読み方が変わると、意味も変わってしまうのは面白いですよね。

いかがでしたか？

「区区」は「まちまち」と読みます。
「云云（うんぬん）」や「態態（わざわざ）」といった2語以上の同じ漢字を重ねるものはいくつか存在します。

気になった方はぜひ調べてみてくださいね。