今回ご紹介するのは「挿頭す」という言葉です。
送り仮名を含めて“三文字”で読むことができるのですが、皆さん正しく読むことができますか?
「挿頭す」の読み方とは?
漢字を組み替えて考えると「頭に挿す」となりますよね。
この言葉は「髪挿す(かみさす)」の音が変化して生まれたものなんです。
古くから、頭に髪飾りをつけるときなどに用いられてきました。
なんとなく思い浮かんだ方はいますでしょうか?
正解は「かざす」でした!
「挿頭す」はどんな意味?
「挿頭す(かざす)」を調べてみましょう!意味は下記の通りでした。
1 草木の花や枝葉、造花などを髪や冠にさす。
2 物の上に飾りつける。
出典:松村明監修、池上秋彦・金田弘ら編集『デジタル大辞泉』(第二版)、小学館(2012年11月2日発行)
また、「挿頭」は「かざし」と読みます。意味は以下の通りです。
上代、草木の花や枝などを髪に挿したこと。また、挿した花や枝。平安時代以後は、冠に挿すことにもいい、多く造花を用いた。幸いを願う呪術的行為が、のち飾りになったものという
「挿頭す」で動詞として、「挿頭」で名詞として使うことができるんですね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
「挿頭す」は「かざす」と読むことができます!
音が変化する前の「髪挿(し)」は「かんざし」とも読むため、そこから連想すると覚えやすいのではないでしょうか?
ちなみに「手をかざす」「ICカードをかざす」など一般的に使われている「かざす」には、「翳す」という字を使います。
この機会にぜひ2種類の「かざす」を覚えてみてくださいね!