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「外郎」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.9.15
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今回ご紹介する漢字は「外郎」。「外」と「郎」という簡単な漢字の組み合わせですが、あまり見たことのない並びですよね。

実はこの漢字、薬やお菓子の名前として知られているものなのですが、皆さんは正しく読むことができますか?

 「外郎」の読み方とは?

漢字からは少し想像がつきにくい読み方をするこちらの言葉。

人名ではありませんよ…!

歌舞伎十八番のひとつには「外郎売」という演目があります。小田原や名古屋、山口や伊勢など、全国各地の名産品として、ご存知の方も多いかもしれません。

皆さんわかりましたか?

正解は「ういろう」でした!

「外郎」について

「外郎(ういろう)」を辞書で調べてみましょう!意味は下記の通りです。

外郎家が北条氏綱に献じてから小田原の名物となった丸薬。主に消化器疾患に用いられるが、痰(たん)切りや口臭を消すなどの効能もあり、また戦陣の救急薬ともしたという。殿上人が冠の中に入れて珍重したところから透頂香(とうちんこう)とも。外郎薬。外郎飴。痰切飴(たんきりあめ)。

出典:北原保雄 著『日本国語大辞典』(第二版)、小学館(2000年12月20日~2002年1月20日発行)

 

「外郎」と言うと「お菓子のういろう」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、「外郎」にはお薬とお菓子の2種類があります。

お菓子のういろうの由来には、当時の原料であるサトウキビを扱っていた薬屋さんから誕生した説や、黒砂糖の色味が外郎薬に似ていたことが由来という説など、諸説が数多く存在しているんだとか。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「外郎」は「ういろう」と読むことができます!

外郎の由来はここでは書ききれないほど奥深いものなので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね!