「彼の子」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は...？

一つ一つは簡単な漢字でも。特別な読み方をする場合があります。

今回ご紹介する「彼の子」もその一つ。「かれのこ」と読むこともできますが、今回は読み仮名三文字で考えてみてください。

ポイントは、ズバリ「彼」の読み方です！

さぁ、いったいなんと読むのでしょうか？

「かれのこ」しか読み方が思いつかないという方も多いと思います。しかし、ちゃんと読み仮名三文字の読み方もあるんですよ。

例えば、公園で遊んでいる、名前のわからないよその家の子供をなんと呼ぶでしょうか？

例文を元に考えてみましょう！

「砂場で遊んでいる彼の子は、毎週末この公園で見かける」

上記の文章を読んで、答えにたどり着けた方も多いのではないでしょうか？

それでは、正解を発表します。

正解は「あのこ」でした！

友達のことが羨ましくって、「彼の子（あのこ）ばっかりずるい！」と泣きわめき、両親を困らせてしまったことはありませんか？

そのほかにも「彼の子」ってしばしば使う言葉ですよね。でも「正確な意味は？」と聞かれたら、自信を持って答えることのできる方は少ないのではないでしょうか？

この機会に、正しく覚えておきましょう！

三人称で、年少の子や若い女性を指して言う語。表記若い女性の場合は「彼の娘」とも書く。

出典：山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之編、『新明解国語辞典』（第八版）、三省堂（2020年11月20日第八版発行）p.36

そう！実は「彼の子」って、誰にでも使える訳ではないんです。

表記にある「彼の娘」もそうですが、文脈によって「彼の子」を「かれのこ」と読むか、それとも「あのこ」と読むかは異なります。前後の流れをしっかりつかみ、正しく読めるように気をつけましょう！

いかがでしたか？

「彼の子」は「あのこ」と読みます。

他にも「彼」は「彼方此方（あちこち）」などのように「あ」と読む事がありますよ。時と場合によって読み方や意味が変わってくる…漢字って、本当に面白いですよね！