簡単な漢字でも送り仮名によって、全く読めなくなってしまう事がありますよね。
今回はそのようなパターンの漢字をご紹介したいと思います。
それが、こちらの「決る」という字です。
さぁ…いったいなんと読むのでしょうか?
「決る」の読み方!
「決」という字は「決まる」「決断」というように「き」や「けつ」などと読む事が多いですよね。しかし、今回はそのような読み方はせず、かなり特別な読み方をします。
さっそく例文を元に考えてみましょう!
「その男は、あごを決るように話した」
あごの動作を考えてみてください! きっと答えにたどり着けるはずですよ。
それでは、正解を発表します。
正解は「しゃくる」でした!
「決る」の意味
「決」という字に、このような読み方があったとは驚きですね!
元は「決る(さくる)」という読みで、音変化して「しゃくる」と読むようになったそうです。
ちなみに「決る」はよく使う言葉ですが…みなさん、意味を正しく理解していますか?
この機会に、しっかり確認しておきましょう!
①中がくぼむように、えぐる。
②すくうようにして上げる。しゃくう。
③あごを前に出して頭部をやや後ろに引く。
④すくうようにして動かす。あやつる。
⑤そそのかす。おだてる。
出典:『デジタル大辞泉』小学館
よく使われるのは③の意味ですが…他に4つも意味があるんですね!
ちなみに「しゃくる」は、「決る」の他に、「杓る」「抉る」「刳る」とも表記する事ができます。
同じ意味・読み方でも、これほどまでにたくさんの漢字があるなんて面白いですよね。
せっかくなので、頑張って全て覚えてしまいましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「決る」は「さくる」そして「しゃくる」と読むことができます。
このように、小学校の時に習った「決」のような簡単な字でも、思いもよらない読み方をする漢字が沢山ありますよ。
気になった方は、他にもぜひ調べてみてくださいね!