簡単そうに見えて、意外と読めない漢字ってありますよね。
今回ご紹介するのも、そのようなパターンの一つです!
それがこちら、「訥々」という漢字。
いったいなんと読むのでしょうか?
「訥々」の読み方!
「訥」という字は「言」と「内」に似た漢字の組み合わせでできています。一見簡単そうに見えますが、「あれ? でも読めない…」という方も多いのではないでしょうか?
実はこの漢字、なんと漢字検定1級レベルなんです!
わからない方のためにヒントを公開。「訥」は「言」と「内」の組み合わせですが、文字自体の意味も「口ごもる、口べた」となっています。
「彼は訥々と原稿を読み上げた」
このような表現は小説などでも使われる事が多いと思いですよ。
それでは、正解を発表します。
正解は「とつとつ」でした!
「訥々」の意味
読めなかったけれど、なんとなく聞き覚えがある…という方もいらっしゃると思います。それでは、「訥々(とつとつ)」の意味を調べてみましょう!
とぎれとぎれに(スローテンポで)話す様子だ。「ーとして[=見かけの不器用さにかかわらず、まじめさがあふれる様子で]語る」表記「吶々」とも書く。
出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.1123
「訥々」の他に「吶々」とも表記できるみたい。こちらも「口」に「内」と、なんとなく意味を連想させる構成となっています。
「訥々」に話すと、どうしても相手は聞きづらく、コミュニケーションがうまくいかなくなってしまう可能性も。できれば明朗快活に話せるようになりたいものですね!
まとめ
いかがでしたか?
今回の「訥」のように、分解して考えればなんとなく意味を推測できる漢字は多いですよ。
気になった方はぜひ、他の漢字についても調べてみてくださいね!