曖昧な言葉は時としてとっても便利。相手を傷つけないようにするため、うまく誘いを断ったりするためなど、様々な場面で使えますよね。
今回はそんな「曖昧な言葉」に関連した漢字をご紹介したいと思います。
「何処其処」という漢字なのですが、一体なんと読むかわかりますか?
「何処其処」の読み方!
字面だけを見ると、少し堅苦しいイメージがありますよね。
でも、全然難しくないですよ。例文を元に考えてみてください!
「これから自己紹介をします。何処其処のだれだれと順番に言っていきましょう!」
これでわかったという方も多いはず。ちなみに「処」という字が2つ入っていますが、どちらも同じ読み方をしますよ。
それでは、正解を発表します。
正解は「どこそこ」でした!
「何処其処」の意味
「へ〜、こんな漢字を書くんだ」と驚いた方も多いのではないでしょうか?
なお、辞書的な意味は下記の通りとなっています。
特にどこといってはっきり指さない言い方。表記「何所其処・何所其所」とも書く。
出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.1116
記憶が怪しい時に、「何処其処のAというラーメン屋がおいしかったよ」なんて説明したことはありませんか?そして「いやわからないけど…」とつっこまれてしまったり…。
ちなみに「何処其処(どこそこ)」の他にも「何所其処」や「何所其所」とも表記します。
どこが違うの?と思った方はよーく確認してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
「何処其処」は「どこそこ」と読みます。
曖昧な表現はとても便利ですが、使いすぎると不信感を抱かせてしまうことも。気をつけて使ってくださいね!