今回ご紹介する漢字は「糸遊」。
「糸で遊ぶ」と書きますが、糸とはまったく関係のない言葉ですよ!
読み方を4文字で考えてみてくださいね!
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「糸遊」の読み方!
では、早速「糸遊」の読み方を発表します。
ヒントは、日差しが強く暑い日に地面がゆらゆら揺れてみえる現象のことをいう言葉です!
地面近くの空気が炎のようにゆれ動く現象をなんと言うでしょうか?
「糸遊」が見えると、気温の高さを実感するという方も多いのではないでしょうか。
蜃気楼とも似ていますが、厳密には違うものですよ。
さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「かげろう」でした!
「糸遊」の豆知識
では、「糸遊(かげろう)」とはどういう意味なのでしょうか。
辞書によると
春、直射日光の強い日に、地表近くの空気が色のない炎のようにゆれ動いて見える現象。熱せられた空気の密度が不均一になり、それを通過する光が不規則に屈折することから起こる。かぎろい。糸遊。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.317
とのことでした。
また、「糸遊」は「いとゆう」とも読み、こちらも「かげろう」のことを意味しています。
「かげろう」は「陽炎」と書くことのほうが一般的ですね。
「糸遊」と蜃気楼は似ているようにも思えますが、「糸遊」は地表が揺れ動いて見える現象のこと、蜃気楼は本来そこにないものがあるように見える現象のことです。
まとめ
いかがでしたか?
「糸遊」は「かげろう」と読みます。
普段は「陽炎」と書きますが、地表がゆらゆら揺れる様子が糸のように見えたことから「糸遊」とも書くようになったのかもしれませんね!