「疾疾と」はなんと読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は...？

急いでいるときに限って家の鍵が見つからなかったりして、出発するのがギリギリになってしまった…なんてこと、ありますよね。

そんなときに思わず口から出てしまう言葉、「疾疾と」を今回はご紹介します！

全力疾走にも使われる「疾」の字を2個つなげて送り仮名をつけたものなので、急いでほしいときに使うものだとなんとなく想像できますが……。

さて、一体なんと読むのかわかりますか？

では、早速「疾疾と」の読み方を発表します。

「しつしつと」と読んだ方は、不正解！

ヒントは少し焦っているときに「急いで！」と言う場合に使うことの多い言葉です。

「疾疾と準備して！」「疾疾と行くよ！」のように使うことが多いでしょう。

「○○○と」と3文字が入りますよ。

さて、そろそろ読み方はわかりましたか？

正解は「とっとと」でした！

では、「疾疾と（とっとと）」とはどういう意味なのでしょうか。

さっさと。急いで。早く。

出典：北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店（2017年4月1日版）p.1249

「疾疾と」にはほかに「とうとうと」や「とくとくと」の読み方もあります。こちらも意味は「疾疾と（とっとと）」と同じです。

ちなみに、福岡や熊本ではこの「とっとと」に似ている「とっとーと」をよく耳にする機会があります。

「この席とっとーと？」で「この席、取ってあるの？」という意味です。

「とっとーと」→「取っとーと」→「取ってあるの？」となるんですね。

「おっとっととっとーと」なんて言われたら「？」となりますが、これは「おっとっとを取ってあるの」というような意味になりますよ。

いかがでしたか？

「疾疾と」は「とっとと」と読むことができます。

「疾疾と準備しないと間に合わない…！」とならないように、時間には余裕をもって動いていきたいですね！