あの手この手で人を騙し、お金や品物を不正に手に入れ損害を与える「詐欺」。なんと警察官を装って走行車を停止させ、その場で罰金を騙し取る詐欺もあるようです。
今回は「詐欺」とも関係のある漢字から「詐る」をご紹介します。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「詐る」の読み方!
では、早速「詐る」の読み方を発表します。
ヒントは、嘘を言うという意味と似た言葉です。
「年齢を詐る」「本物と詐る」などのように使うことが多いでしょう。
そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「いつわる」でした!
「詐る」の豆知識
では、「詐る(いつわる)」とはどういう意味なのでしょうか。
①相手をだますために、事実に反することを言う。
②事実に反することを言ったりして、人をだます。
③自分の真実の心に反するようなことをする。自分のうそを言う。欺く。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.123
普段よく使う「偽る」と意味は同じです。「いつわる」と読む漢字にはほかに「詭る」や「矯る」などもあります。
「詐」の字に使われている「乍」は、小枝を曲げて垣などを作る様子を表したものです。
もとの形から力を加えて変えることから「詐る」や「詐欺」などのように、相手をだますときに使われるようになったとされています。
まとめ
いかがでしたか?
「詐る」は「いつわる」と読みます。
ぜひ、この機会に「詐る」の読み方をマスターして、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!