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「宛行」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.10.11
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郵便物を出すとき、一般には宛名の敬称として「様」を使います。

返信用封筒などで自分に返ってくる郵便物を送るときは「宛」や「行」を使うこともありますよね。

さて、今回ご紹介する漢字は「宛」と「行」を合わせてできた「宛行」です。

勘違いしてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、郵便物とはまったく関係のない言葉ですよ。

読み方はわかりますか?

「宛行」の読み方!

では、早速「宛行」の読み方を発表します。

「あていき」と読んだ方は、不正解!もちろん「あてぎょう」でもありませんよ。

ヒントは誰かにものをあげるときや、割り当てるときに使う言葉です。

ものをあげると言っても、相手が欲しがっているものをあげるというよりは、あげる側の好みや判断で与えることを意味します。

服を保護したり補強するために布をのせる場合も「宛行」を使うことがありますよ。

さあ、読み方はわかりましたか?

正解は「あてがい」でした!

「宛行」の豆知識

「宛行(あてがい)」は「宛てがい」や「充てがい」とも書きます。では、はたしてどういう意味なのでしょうか?辞書で調べてみましょう!

①上位者が下位者に適当に見つくろって与える。割り当てて与える。
②ぴったりとくっつけて当てる。

出典:北原保雄編『明鏡国語辞典』第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.41

 

なお「宛行」は「あておこない」と読むことも可能です。「あておこない」と読む場合は「充行」とも書けます。

「宛」はみたまやで人がかがんでいる様子、「行」は十字路の形をそのまま漢字にしたものです。

「宛」には「宛(ずつ)」や「宛も(あたかも)」、「宛ら(さながら)」など様々な読み方があります。

「行」には「行る(やる)」や「行(みち)」などの読み方もありますよ。

簡単な漢字でも、聞いたこともないような難しい読み方があるのはおもしろいですね!

まとめ

いかがでしたか?

「宛行」は「あてがい」と読みます。

何かを貰うのは嬉しいことですが、できればあてがわれたものではなく欲しいものを貰いたいですね…!