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「阿列布」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は…?

  • 2021.10.31
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今回ご紹介する難読漢字は、私たちの暮らしに欠かせない「阿列布」です!

その果実は食用としてはもちろんのこと、化粧品としても利用できる優れもの。さらに、木材はかなり硬く、耐久性に優れているため台所用品を作ることに使われます。

さぁ、正しく読むことはできますか?

「阿列布」の読み方!

もちろん「あれつふ」とは読みません! おそらく…ですが、この世にそのような名前の植物は存在しないことでしょう。

読み仮名は四文字です。ピザの定番トッピングの一つですが、そのまま食べるより、「油に加工されたもの」を使う機会が多いかもしれませんね。

…いかがでしょう? もうわかっちゃいましたよね。

正解は、「オリーブ」でした!

「阿列布」について

基本的にカタカナ、もしくはアルファベットで「olive」と書かれていることが多いですよね。「阿列布」を「オリーブ」と読めた方は少ないのではないでしょうか?

黒い小さな実は、ピクルスにしたりピザのトッピングにしたりします。しかし、何と言ってもよく使われるのは「オリーブ油」ではないでしょうか?

それでは、「阿列布」について辞典で調べてみましょう!

モクセイ科の常緑小高木。地中海沿岸地方あるいは小アジア原産といわれ、現在ではインドのパンジャブ地方から地中海沿岸を中心にカナリア諸島、北米、オーストラリア、南アフリカなどで栽培。日本には文久年間(一八六一‐六四)に渡来、瀬戸内海沿岸などで栽培されている。幹は高さ七~一〇メートルになり、長楕円形で表面が濃緑色、裏面が灰白色の葉を対生する。花は黄白色の四弁で、芳香がある。実は卵形か長楕円形で、オリーブ油をとったり、塩づけや酢づけにして食べたりする。材は細工物などに利用。(後略)

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

日本に伝わったのはなんと江戸時代! 予想以上に古くから利用されているようです。

「裏面が灰白色の葉」「花は黄白色」とのことですが、どのようなビジュアルなんでしょう…?

興味を持たれた方は、ぜひ調べてみてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「阿列布」は「オリーブ」と読みます。

食品として、化粧品として、台所用品として…様々な観点から、私たちの生活を支えてくれる「オリーブ」の漢字表記。この機会にぜひ覚えてくださいね!