1. トップ
  2. 「茄」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は…?

「茄」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は…?

  • 2021.9.15
undefined

「加減をする」「加える」など、日常でもしばしば使われる「加」という漢字。

みなさんは、こちらに「草かんむり」をつけた「茄」があることをご存知でしょうか?

実はこの漢字は初夏から秋、まさにちょうどこの時期に旬を迎える“ある食材”を指しています。

みなさんは、正しく読むことができるでしょうか?

「茄」の読み方!

「加」が「か」と読むように、「茄」も「か」と読むことができます。

しかし、今回当てていただきたいのは別の読み方! この時期旬を迎える食材は様々ありますが、こちらはちょっと曰く付き。「嫁に食わすな秋茄」なんてことわざがあります。

…これでもう分かりましたよね! このことわざはあまりにも有名です。

正解は、「なすび(なす)」でした!

「茄」について

「なすび(なす)」は「茄子」と書かれることが多いですが、「茄」一文字でもそのように読むことができます。ちなみに、ほかに「はす」という読み方もあるそうですよ。

初夏から秋に旬を迎える食材として有名で、食卓に上がる機会も多いですが、「茄」について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか? 辞典には、下記のように記されています。

① ナス科の一年草。インド原産で、重要な果菜として古くから栽培される。高さ〇・六~一メートル。全体に細毛を密布。葉は長柄をもち、長さ一五~三五センチメートルの卵状楕円形で縁は波状。茎やがくにとげのあるものがある。(中略)漢名、茄。なすび。《季・夏》。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「茄」には身体を冷やす作用があるため、涼しくなってきた秋に食べると、出産を控えたお嫁さんには悪影響となる危険があります。それを防ぐためのことわざ、とも言われているそうです。

まとめ

いかがでしたか?

「茄」一文字でも「なすび(なす)」と読むことができます。

今が旬の「茄」。とってもおいしいですが、食べ過ぎにはくれぐれもご注意を!