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「草鞋」は何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は…?

  • 2021.9.11
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今回出題する難解漢字は「草鞋」です。

1文字目は「草」ですが、2文字目はなんと読むのでしょうか…? 実はこの漢字、“とある履き物”を表しているんですよ。

さぁ、正しく読むことはできますか?

「草鞋」の読み方!

「草鞋」の読み方を当てる鍵は、ずばり「鞋」にあります!

一見謎の漢字ですが、よく見ると、私たちの生活に欠かせない「鞄(かばん)」と同じ部首を持っていますね。

…正解を発表する前に、大ヒントを公開! 「鞋」は「靴(くつ)」と書くことができます。

そう! 「草鞋」とは“靴の一種”のことなんです。いかがでしょう、分かりますか…?

正解は、「わらじ」でした!

「草鞋」について

「草」の「鞋」と書いて「わらじ」とは、さすがに分からなかった方も多いのではないでしょうか?

ちなみに、「そうかい」「そうあい」と読むこともできますよ。意味は「わらじ」と同じです!

現在は「サンダル」が一般的に利用されているため、「草鞋」を履いている方は少ないと思います。「浴衣(ゆかた)」など、和装をする際に、「下駄(げた)」や「草履(ぞうり)」、そして「草鞋」を履くという方はいらっしゃるかもしれませんね。

なお、「草鞋」について、辞書では下記の通り説明されています。

〘名〙 (「わらんじ(草鞋)」の変化した語)
① 爪先の長い緒を周囲にある乳(ち)に通して、足にまといつける草履に似た藁製の履き物。わらじっこ。わらんじ。わらんず。わろうず。わらず。
② 「わらじだいおう(草鞋大王)」の略。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

元は「わらんじ」だったそうですが…それよりも、2番目の意味にびっくり! 「草鞋大王(わらじだいおう)」って、いったいなんのことかと言うと…?

〘名〙 仁王門にある仁王。祈願の人がその前にわらじをぶらさげるところからいう。わらじ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

なんと! 「仁王門にある仁王」のことなんですね。

もしかして、「下駄大王」や「草履大王」、外国なら「サンダル大王」もいたりするんでしょうか…? 一つ疑問が解決したら、さらに疑問が湧いてきてしまいました…。

まとめ

いかがでしたか?

「草鞋」は「わらじ」と読みます。

日本の伝統的な履物を表す漢字です。この機会に、ぜひ覚えていってくださいね!