今回ご紹介する漢字は「骰子」。
「骨」と「役」や「段」、「殻」などでお馴染みの「殳(るまた)」というパーツで構成された「骰」は、なかなか馴染みがない漢字ですよね。
少し禍々しいイメージが浮かぶかもしれませんが、ご安心ください!皆さんにも馴染みのあるものを表しているんですよ。
さぁ、何と読むかわかりますか?
「骰子」の読み方!
では、早速「骰子」の読み方を発表します。
「骸骨(がいこつ)」から連想し「がいこ」と読んだ方は、不正解。もちろん「がいこつ」でもありません!
別表記に「賽子」があります。「さいせん(賽銭)」ではなく、ダイスとも呼ばれるものなのですが…。
おっと、口を滑らせてしまいました。さすがにもうわかっちゃいましたよね。
正解は「さいころ」でした!
「骰子」の意味は?
当たり前のように使われるものなので、辞書で意味なんて調べたことはない。そんな方がほとんどだと思います。せっかくなのでチェックしておきましょう!
すごろくなどに使う、小形・立方体の用具。各面に、一から六までの目が刻んである。采(サイ)。
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.578
すごろくはもちろん、算数の計算問題などでも馴染みがありますよね。
どうやら「采(さい)」とも呼ばれていたようですが、どうして「さいころ」と呼ばれるようになったのでしょう?
その答えは、上記の続きに書いてありました。
〔采が、ころがりやすいところから言った語〕
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.578
も、もはやダジャレ!?「采」がころがりやすいことから「さいころ」と呼ばれるようになったそうです。
なお、ヒントで触れたように「骰子」の他に「賽子」とも表記されています。
まとめ
いかがでしたか?
「骰子」は「さいころ」と読みます。
ぜひ、この機会に「骰子」の読み方をマスターして、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!