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【実話】「絶対不倫しないと思っていた」男性が不倫依存症になるまで

  • 2021.8.24

結婚したあとも、不倫を繰り返す人もいます。「不倫なんてみんなしてるでしょ」とあっけらかんとしている人もいれば、「やめたいのにやめられない」と悩んでいる人もいて、スタンスは人それぞれです。

Mさん(既婚・30代)は、「やめたいのにやめられない」と思いつつも、不倫を繰り返している男性です。なぜ、彼は不倫依存に陥ってしまったのでしょうか? Mさんの話を聞いてみましょう。

自分は絶対に不倫なんてしないと思ってた

自分は絶対に不倫なんてしないと思っていたんです。父親のようには絶対になりたくないな、という気持ちが強かったので。父親は不倫を繰り返し、母親を何度も泣かせていました。だから、不倫に対する嫌悪感は人一倍強かったと思います。

学生時代、浮気している友人に対しても、冷ややかな目で見ていましたし、自分自身は結婚するまで一度も浮気をしたことがなかったんです。

大学を卒業して、固い会社に就職し、同じ部署で出会った3歳年下の彼女と結婚してからも、不倫なんて考えもしませんでした。妻との関係も良好でした。

これといった不満もない日々でしたが、仕事は激務でした。残業時間も長引き、家に帰っても寝るだけという生活が続きました。そんなとき、彼女に出会ったのです。

10歳以上年上の彼女との運命的な出会い

彼女は、ある国の観光協会で働いていました。仕事の関係で、彼女のプレゼンを聞く機会があり、そのスライドに映し出された写真を見て、ハッとしました。それは、僕が学生時代に雑誌で見て感動し、「いつかこの景色が見たい」と思い、切り抜いてファイリングしていた写真だったのです。

プレゼンの後に、彼女にそれを伝えると、「嬉しいです。それ、私が撮ったんですよ」と教えてくれました。その後、仕事で何度か会ううちに、個人的に食事に行くようになりました。彼女といると、やすらげて、かっこつける必要なんてないと思えました。それから、不倫関係になるまで、時間はかかりませんでした。

自分でも、なんであんなにあっさり一線を越えてしまったんだろう、と今になっては不思議です。ただ、ひとまわり以上年上の彼女と過ごす時間は、ひたすら楽だったんです。彼女とは週に一度、多いときは二度、ホテルで会うようになりました。

僕は嘘が苦手なタイプで、不倫なんて絶対にできないと思っていましたが、どうやらそうではなかったようで、妻は僕の変化にまったく気がつきませんでした。

僕は、不倫をする最低限のマナーとして、妻にバレないように気をつけていました。彼女と会うために、妻に嘘をつきました。罪悪感はありましたが、彼女と会う時間の素晴らしさには変えられませんでした。

彼女からの別れ。喪失感。そして、不倫依存症へ

彼女との関係が三ヶ月ほど続いたある日、突然、別れを告げられました。彼女の海外赴任が決まったのです。どうしようもないことだと思いながらも、喪失感は拭い去れませんでした。

彼女が去ってしまい、僕はどうにかして心の隙間を埋めたいとおもいました。そこで、マッチングサイトを利用してみることにしたのです。すると、驚くほど簡単にいろんなタイプの女性と出会うことができました。

最初に付き合うことになったのは、薬学部に通う大学生の女の子。ただ少し子どもっぽすぎたので、関係は続きませんでした。その後、同い年の既婚者の女性に出会って、ダブル不倫が始まりました。

彼女との関係には満足していますが、まだマッチングサイトは退会できていません。いつ彼女との関係が終わってしまうのかわからないからです。不倫相手がいなくなるのが耐えられない。絶やしてはならない。そんな気持ちになっていて、もうこれは不倫依存症だな、という自覚はあります。

もしかしたらセックス依存症なのかもしれませんが、僕が不倫相手に求めているものは、セックスだけではない、とも思います。じゃあ、何を求めているのか、と言われたら言語化できないのですが、ただ、今の自分は、妻と、もうひとり誰かがいる状態が一番心が安定するんです。

不倫依存症のリスクは大きすぎる。泥沼化する前に手を打とう

今回は、既婚男性が不倫依存に陥るまでの過程をご紹介しました。

不倫依存には様々なリスクがあります。バレて配偶者から別れを告げられるリスク、子どもと一緒に暮らせなくなるリスク、社内不倫の場合は降格や左遷のリスクまであります。

「不倫に依存していることはわかっているけれど、どうしてもやめられない」場合は、性依存症の可能性も考慮に入れ、依存症専門のクリニックなどの助けを借りることも検討してみましょう。

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