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たたかぐ…じゃないですよ!【戦ぐ】これ何と読む??

  • 2021.8.23

難読漢字の時間がやってきました。 今回の漢字は「戦ぐ」なのですが、「いくさぐ」や「せんぐ」ではありません。 イメージとは大きくかけ離れた読み方をします。

(1)「戦ぐ」の読み方

荒々しいイメージの「戦」に、送り仮名の「ぐ」の「戦ぐ」。 そのイメージは一旦どこかへ置き、頭をリセットしてください。 この読み方は「そよぐ」と読みます。 かなりソフトなイメージをもつ読み方なのには驚きでしょう。 あの言葉が、この漢字になっています。 (『広辞苑』より)

(2)「戦ぐ」の意味

「戦ぐ」とは、「そよそよと音をたてる」といった意味です。 もう少し詳しく意味を見ていきましょう。 「そよそよ」とは、「軽いものが触れ合って立てる、かすか音」のことです。 風で葉っぱ同士が触れ合っている感じは、「そよそよ」そのもの。 (『広辞苑』より)

(3)「戦ぐ」の語源

優しい感じの「戦ぐ」ではありますが、なぜ「戦」を用いたのか。 それは身震いを表す漢字である「戦慄」や「戦慄く」などから用いたためです。 これが「戦ぐ」の語源になります。 風で植物が動いている様は、まるで身震いしている様子に近いです。 ざわざわする、ざわつくといった感じが身震いと酷似し、「戦ぐ」と書くようになりました。 「戦」という字が入っているものの、戦うこととは無関係。 ただ身震いという点から、「戦」という字をもってきただけの話なのです。 (『広辞苑より』)

(4)「戦ぐ」の使い方

基本的に、「戦ぐ」はひらがなで書くことがほとんど。 ぜひこの機会に、「戦ぐ」の使い方を覚えておきましょう。 「風で木々の葉っぱが戦いでいる」 「相手のひと言で私の心は戦いだ」 「風で船が戦いでいる」 このような感じで、「戦ぐ」を使います。 文章の中で、いきなり「戦」がでてくるので相手は焦ることでしょう。 しかし、読み方を教えることで焦りは収まりますよ。 (『広辞苑』より) 強そうな漢字に見える「戦ぐ」。 しかし、読み方を知れば、語源も自然と知りたくなってしまう不思議な漢字です。 知識として知っておくとハナタカになりますよ。 (恋愛jp編集部)

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