【華優希】元宝塚歌劇団・花組トップ娘役、退団後初インタビュー！『マドモアゼル・モーツァルト』への想い

今回のゲストは元宝塚歌劇団・花組娘役トップスターの華優希さん。誰からも愛される可愛らしいルックスとほんわかとした優しい雰囲気をあわせ持ちつつも、その瞳にはしっかりとした意志を感じられる芯のある女性。そんな華さんの退団後初インタビューです！ 是非ご覧ください！

VOCEウェブサイトには2度目のご出演♡

美夢ひまり（以下 美夢）

今日は来てくださってありがとうございます！ VOCEウェブサイトには2度目のご出演ですね。

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華優希さん（以下 華さん）

そうなんです。今日は宝塚を卒業してから初めてのお仕事で、とても緊張しているのですが、またVOCEさんに呼んでいただけてとても嬉しかったです。

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美夢

もう終始可愛らしくて、「可愛い」という言葉しか出てこなかったです（笑）。VOCEの1度目の出演は柚香光（ゆずかれい）さんと一緒でしたね。

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華さん

そうです！ あの時もすごく緊張していたのですが……今日も同じくらい緊張しています（笑）。しかも今日は一人ですが、頑張りますので、よろしくお願いいたします！

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トップ娘役になってから、退団するまで実家には帰らないと決めました。

美夢

ご卒業後、少しはゆっくりできていますか？

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華さん

それが片付けなどで結構バタバタしていて（笑）。でもゆっくりご飯を食べたり、久しぶりに家族と会って話したり、急がないで過ごせていますね。トップ娘役に就任してから実家には一度も帰っていなかったんです。

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美夢

コロナ禍だったもんね。

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華さん

それももちろんあるのですが、実家に帰るとゆるんでしまうというか。気持ちが甘えてしまうので、退団するまでは帰らないとトップ娘役に就任した時から決めていたんです。

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美夢

そうなんだ、それは偉すぎる……そうしたらホッとしたでしょう？

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華さん

そうですね、すごくホッとしました。ピリピリしていた気持ちがほぐれるのを感じましたね。

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宝塚大劇場での無観客千秋楽というのは……。

美夢

宝塚大劇場での千秋楽が無観客での開催となりましたが……どんなお気持ちでしたか？

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華さん

配信という形でもやらせていただけたことは嬉しかったし、画面越しにたくさんの方が応援してくださったことは本当に有り難かったです。でも正直な気持ちをお話ししますとやっぱりとても悲しかったし、お客様のいらっしゃる前で大劇場を卒業したかったですね。この気持ちは多分ずっと消えないと思います。

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美夢

そうだよね……。

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華さん

でも私以上に悲しんでくださる方がたくさんいて、花組の皆さんがすごくすごく支えてくださって。この出来事があったことで人の優しさや、日常のありがたさに改めて気づくこともできたので、その点は良かったのかなと思います。

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美夢

東京公演は無事完走できましたね。

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華さん

はい、それはもう……本当に奇跡だったなと思います。東京公演中も柚香光さんをはじめ、まわりにいる方々にたくさん気持ちを支えていただきました。本当にありがたい日々でしたね。感謝しかないです。

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退団後すぐに『マドモアゼル・モーツァルト』の出演決定！

美夢

休む間もなく、退団後初の舞台『マドモアゼル・モーツァルト』へのご出演が発表されています。宝塚時代の相手役・明日海りおさんと再びタッグを組みますね。

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華さん

もうこれも本当に奇跡としか言いようがない出来事で……。

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美夢

このお話を最初に聞いたときはいかがでしたか？

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華さん

もうびっくりしすぎて時が止まりました。舞台のお仕事をいただけたこともとても嬉しかったのですが、死ぬまでにもう一度明日海さんとお仕事できたらなと思っていたので……夢かと思いました。

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美夢

うんうん（涙）。

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華さん

叶うならもっともっと実力をつけてからいつかどこかでご一緒したい、でも明日海さんは本当にすごすぎる方なので叶わない夢かもしれないと思っていたので、何と言いますか……びっくりしました。現役時代にご一緒させていただいていた時は、頼りに頼らせていただいていたのですが、今回はもう外の舞台ですしきちんと自立しなければと思っています。でも心強いし安心感があるのは間違いないです。

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美夢

明日海さんへのメッセージはありますか？

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華さん

え……そんな……私は明日海さんにメッセージを言えるような人間ではないのですが、もう一度出会わせていただける奇跡に本当に感謝しています。また同じ舞台にご一緒に立たせていただける時間を大切に、全力を尽くして取り組みたいと思いますので、よろしくお願いいたします！

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私が何をするか決めるときは、「命を懸けて臨めるか」で決めます。

美夢

今後はどのようなことをやっていきたいですか？

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華さん

『マドモアゼル・モーツァルト』の後のことは今の段階ではきちんと考えられていないのですが、宝塚が大好きで宝塚の舞台に立ちたくて、今までそれだけでやってきました。この先色々なことに挑戦してみて自分が何を好きなのか、何をやっていきたいのか、見つけていきたいなと思っています。自分がやると決めたことは本気でやっていきたいし、そこでちゃんと命を懸けて臨めるかを見極めていきたいです。中途半端にならないようにちゃんとやっていきたいって考えています。

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美夢

その若さで「命を懸けて臨めるか」という言葉が出てきたことに驚きました。

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華さん

ビッグマウスかもしれないです（笑）。

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美夢

その言葉を持っていることがすごいよ。その思いが華ちゃんの強さなんだね。それが目の奥に出ているというか……覚悟がある。

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華さん

私は弱い人間なので、覚悟を決めないとできないんです。

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在団中も、今も。ファンの皆さまの存在は私の支えです。

美夢

ファンの皆さまへメッセージをお願いします。

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華さん

今回こうして私の記事を皆さまに見ていただけてとても嬉しいです。そしてファンの皆様に「これからもどんな華ちゃんでも応援します」というお言葉をたくさんいただいて……、どんな自分でも好きって言ってくれるファンの皆さまの存在は私の支えです。

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美夢

そうね……ファンの方がいてこそ、よね。

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華さん

そんな風に応援してくださるファンの方がいらっしゃるなら、勇気を出して1歩進んでみても良いのかなと、背中を押していただいているような感じです。皆さんの声にちゃんと応えられるように、気持ちをお返しできるようにやっていけたらと思いますので、これからも応援よろしくお願いします！

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美夢

ありがとうございます。華ちゃんの連載はまだまだ続きますのでお楽しみに♡

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• 第2回目の記事は「宝塚時代のエピソード、愛用スキンケア！」8月29日（日）公開予定
• 第3回目の記事は「セルフメイクと愛用コスメを大公開！」9月5日（日）公開予定

【華優希さん・プロフィール】

華優希（Yuuki Hana）
京都府出身。2014年宝塚歌劇団入団。月組公演『宝塚をどり／明日への指針／TAKARAZUKA 花詩集100!!』で初舞台、その後15年に花組に配属。可憐な容姿で早くから注目を集め、17年『はいからさんが通る』で元気溌溂なキャラクター・花村紅緒を演じ、当たり役となる。19年花組トップ娘役に就任。在団中の主な出演作は、『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』、華優希スペシャルライブ『華詩集』など。21年『アウグストゥス／Cool Beast!!』東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。10月には『マドモアゼル・モーツァルト』で退団後初の舞台出演が決まっている。お芝居の演技力と表現力は素晴らしくこれからの活躍が期待される。

撮影／城健太（vale.） 取材・文／美夢ひまり