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昭和の情景が浮かびあがるソファで味わうプリン・ア・ラ・モード。新橋「パーラ―キムラヤ」

  • 2021.8.19
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50年以上前から変わらないたたずまいで、扉を開けたとたんに昭和にタイムスリップの気分になれる新橋の「パーラーキムラヤ」。フルーツやクリームで美しく彩られたプリン・ア・ラ・モードやパフェなど、レトロなスイーツや軽食が楽しめます。懐かしくて新しい昭和ムードを楽しみに出かけてみませんか。

昭和の情景が浮かびあがるソファで味わうプリン・ア・ラ・モード。新橋「パーラ―キムラヤ」
昭和の情景が浮かびあがるソファで味わうプリン・ア・ラ・モード。新橋「パーラ―キムラヤ」
国鉄時代の新橋駅を知る、昭和レトロな喫茶店「パーラーキムラヤ」
昭和の情景が浮かびあがるソファで味わうプリン・ア・ラ・モード。新橋「パーラ―キムラヤ」
洋風の食べ物が浸透していない当時は、フロートやパフェの食品サンプルがメニュー表がわり

JR新橋駅前にある新橋駅前ビル1号館は55年前に建てられたレトロビル。そビルの営業当初から続く「パーラーキムラヤ」は、昭和時代から時が止まったようなレトロな雰囲気が魅力の喫茶店です。地下道に面した入り口のガラス棚に並ぶのは昔懐かしい食品サンプル。看板のロゴも1966年の創業時のものが今も使われています。

お店を営むのは、お父さんでもある初代の味と昔ながらのデコレーションを引き継ぐ2代目のマスターと、初代の女将です。

昭和の情景が浮かびあがるソファで味わうプリン・ア・ラ・モード。新橋「パーラ―キムラヤ」
懐かしい昭和歌謡のBGMが店内の雰囲気にマッチ

温かみのある照明に照らされた店内は、低めのテーブルセットや壁の大きな幾何学柄が印象的。入り口近くの水槽には熱帯魚が悠々と泳いでいます。奥の壁には国鉄時代のレンガ造りの新橋駅の写真が飾られ、年月を伝えています。

開店と同時にモーニングにやってくる近くのオフィスにお勤めの方をはじめ、お昼やお茶の時間には学生、女性グループなが次々と訪れ、それぞれが思い思いの時間を過ごしています。シーンに合わせて選べるメニューが豊富なのも魅力です。

サンドウィッチやナポリタンなどの軽食も充実
昭和の情景が浮かびあがるソファで味わうプリン・ア・ラ・モード。新橋「パーラ―キムラヤ」
卵を2個使った「チキンライス」(730円、大盛りはプラス200円。コンソメスープ付き)

「チキンライス」は、ランチに人気のひと品。
香ばしく炒められたグリーンピース入りのチキンライスは、オリジナルのトマトソースの酸味と甘さがほどよい口当たり。絶妙な火加減の卵のふんわり食感との相性も抜群です。

昭和の頃に大流行したスイーツそのままのビジュアルが人気
昭和の情景が浮かびあがるソファで味わうプリン・ア・ラ・モード。新橋「パーラ―キムラヤ」
食べ応えのある「プリン・ア・ラ・モード」(800円)、アイスコーヒー(440円)

お店を代表するスイーツが「プリン・ア・ラ・モード」。幼いころの憧れをぎゅっと詰めたような贅沢な見た目は、若い年代のお客さんにも人気です。

固めのプリンはもっちりした食感で、カスタードのおいしさがぎゅっと詰まっています。舟形のコンポート皿を彩るメロンやりんご、バナナとホイップクリームを食べる順番はお好みでどうぞ。どこから食べようかな?とワクワクさせてくれます。ぜひコーヒーを合わせて、大人ならではの食べ方を楽しみましょう。

昭和の情景が浮かびあがるソファで味わうプリン・ア・ラ・モード。新橋「パーラ―キムラヤ」
たたずまいが愛らしい「フルーツポンチ」(720円)

「フルーツポンチ」は、ランチの後のお口直しや、さっぱりした甘いものを食べたいときにおすすめ。

メロンソーダが足つきの丸いグラスに注がれ、フルーツ缶や生の果物がたっぷり浮かんだ見た目にキュンとします。少し時間が経つと、甘さ控えめのソーダ水に果物の甘さが溶け出してフルーティーな香りになっていきますよ。

朝から晩まで、どんなシーンにも似合う喫茶店
昭和の情景が浮かびあがるソファで味わうプリン・ア・ラ・モード。新橋「パーラ―キムラヤ」
美しい食品サンプルは数年ごとに入れ替えているそう。外国人にも人気だとか

非日常的な空間は、昭和41年の開店から現在までのたくさんのストーリーが浮かび上がるような不思議な気分になれるのも魅力です。

ひとりでひっそり静かに、友人と一緒に。誰とでも、どんなシーンでも受け止めてくれそうな「パーラーキムラヤ」で、ゆったりとした時間の流れと昭和の世界観に浸ってみませんか。

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